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地すべり発生予測法・防止対策工法の工学的手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61020018
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

池田 俊雄  長岡技科大, 工学部, 教授 (80115097)

研究分担者 沢崎 雅之  福井工業大学, 工学部, 助教授 (80148189)
亀井 健史  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (30177597)
小長井 一男  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (50126471)
小川 正二  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (20018469)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1986年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
キーワード地すべり / 間隙水圧 / 最大せん断強さ / 残留強さ / 地すべり発生予測法 / 地すべり防止対策
研究概要

前年度に続いて、地すべり調査、現位置でのすべり面および地すべり土塊中の間隙水圧、室内でのせん断試験を行い、それらの結果に基いて地すべり発生の予測法,防止対策工法について検討を行った。それらの結果を要約すると次のとおりである。
1) 地すべりブロックの地質的特徴はその上方の地山の地質状況と類似しており、地すべりブロックが必ずしもその箇所で造られたものでないことが指適されているが、研究の対象としている地すべり地も同様の傾向を有している。
2) 地すべり面での間隙水圧と地すべりブロック中の間隙水圧とは必ずしも一致していない。また、間隙水圧と水位より換算した水圧は必ずしも一致しない。この傾向は地すべりの上部で特に差異が大きい。このような結果は研究の対象となっている新潟・千葉・石川県の各地すべり地のいずれの場合にもみられた。また、間隙水圧の最大値は降雨後数日して生じている。
3) 模型実験の結果によると、リングせん断試験で求めたせん断強さとすべり面に作用する間隙水圧の増大を考慮することにより、地すべり発生の原因を解明出来た。
4) 上記の結果を用いれば、地すべり発生の予測は対象となる地すべり地のすべり面の土のせん断特性をリングせん断試験より求め、現地位ですべり面の間隙水圧分布を判定することにより安全率(Fs)を求めて、Fs≒1となったときを地すべり発生の危険性と判断すればよい。
5) したがって、地すべり防止対策はFs>1となるように地すべり面の間隙水圧をFs<1となるように集水井などによって排水すれば良い。また、それに必要な集水井を配置する方法が地すべり防止対策として最適である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Toshio Ikeda: Natural Disaster Sience. Vol.8,No.1. 29-44 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小川正二: 地すべり学会誌「地すべり」. 第23巻,第3号. 21-27 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐野博昭: 土質工学研究発表会. 第21回. 1607-1608 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 島津恵造: 地すべり学会研究発表会講演集. 第25回. 158-161 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小川正二: 地すべり学会研究発表会講演集. 第25回. 168-171 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 池田俊雄: 土木学会新潟会研究調査発表会論文集. 第4回. 235-240 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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