• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

河道計画から見た河川構造物の健全度の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61020020
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

中川 博次  京大, 工学部, 教授 (60027216)

研究分担者 村上 正吾  京都大学, 工学部, 助手 (70166247)
須賀 堯三  宇都宮大学, 工学部, 教授 (00162842)
名合 宏之  岡山大学, 工学部, 教授 (00034348)
道上 正規  鳥取大学, 工学部, 教授 (10027245)
辻本 哲郎  金沢大学, 工学部, 助教授 (20115885)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード護岸 / 土砂の吸い出し / 変動水圧 / 混合砂 / 馬蹄型渦 / 河道弯曲部 / 非平衡流れ / 流砂の確率モデル
研究概要

1.護岸裏込め土砂の吸い出し機構に関する研究
洪水時における堤防護岸の破壊例には、護岸裏込め土砂の吸い出しに起因するものが多く見られる。本研究では、裏込め土砂の吸い出しには、護岸前面における強度の変動水圧の作用が大きく影響していることに着目し、変動水圧と土砂の吸い出しとの関係を実験的・理論的に検討し、裏込め砂層内の水圧分布の時間的に及ぼす変動水圧の影響を明らかにし、これによる土砂の吸い出し現象を確めた。さらに、こうした効果が不浸透性護岸の法尻よりの吸い出し現象に顕著であることも明らかにし、こうした現象を抑制するための対策の提案も行った。
2.橋脚周辺の局所洗堀現象に関する研究
従来の橋脚周辺の局所洗堀モデルにおいて不明確であった洗堀の進行過程に伴う渦スケールの変化を実験的に検討し、洗堀深に対してほぼ線型に変化することを明らかにした。さらに、こうした洗堀の解析モデルを混合砂に適用し、その基本的特性の検討を行い、従来の洗堀深の予測式に用いられるべき杭径についてその基準を与えるとともに、混合砂の粒度分布による洗堀深の遁減の効果を明らかにし、洗堀防護対策の指標を提示した。
3.河道弯曲部における河床変動に関する研究
自然河川の一般的な平面形状である蛇行形状の特性である水衝部の位置を予測することは、平面形状と流れ、流れの流砂運動との位相差により、極めて困難である。本研究では、一様弯曲流路での流下方向への流れの発達過程を考慮し、流れの非平衡性を取り入れたモデルを構成するとともに、流砂の確率モデルとの組合わせにより河床の時間的変化を記述することが可能となり、1.,2.を考慮することにより、河川の動態を反映した河道計画の基礎的知見が得られた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 須賀堯三: 第31回水理講演会論文集. 701-706 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 辻本哲郎: 土木学会中部支部研究・発表会講演概要集. 126-127 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 中川博次: 土木学会関西支部年次学術講演会. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi