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災害警報の効果に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61025011
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 裕久  東大, 新聞研究所, 助教授 (50013040)

研究分担者 池田 謙一  東京大学, 新聞研究所, 助手 (30151286)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1986年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード東海地震 / 警戒宣言 / 警報の効果
研究概要

NHKが制作した東海地震オーディション番組第3版をNHKの許可を得て編集・改変し、実験用番組を5種類作成した(うち1つはコントロール刺激用のオリジナルの番組)。これらを用いて7月に静岡市、10月に東京において主婦を対象として実験をおこなった。静岡では等質な被験者群を6群つくり、2群にコントロール番組,2群に「自衛隊等の救援準備完了」に言及した番組,2群に「避難後の警察による治安維持」に言及する番組を視聴させた。東京では等質な8群の被験者群をつくり、2群にコントロール番組,2群に無関係な番組,2群に「パニックの発生」に言及した番組,2群に「パニックが発生しないこと」に言及した番組を視聴させた。各群とも視聴の前後に質問紙に記入させ、感情の変化,番組の理解,地震発生の可能性や切迫度の認知,混乱の予想,被害予測,自分の行動の予想などの諸項目について測定した。(実験手続は、すでに昭和58年度,59年度に実施した実験の場合と同一である。「文部省科学研究費自然災害特別研究研究成果No.A-59-5」,1984,pp.87-120参照。)データは各測定項目ごとに実験群をコントロール群と比較する、という形式で大検定や【X^2】検定などを用いて番組による差を検出するために分析をおこなっており、その結果は近々に論文にまとめて報告する予定である。なお、東海地震の警戒宣言報道に関してはテレビ以外にもラジオを用いた研究も同様に重要であるので、今後機会を求めてこの種の実験的研究を実施していきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木裕久 他: 東京大学新聞研究所紀要. 36. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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