研究課題/領域番号 |
61025049
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研究種目 |
自然災害特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
浅田 敏 東海大, 公・私立大学の付置, 教授 (60011425)
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研究分担者 |
山本 芳孝 東海大学, 開発技術研究所, 教授 (50013157)
綱川 秀夫 東海大学, 開発技術研究所, 助手 (40163852)
佐々木 政子 東海大学, 開発技術研究所, 助教授 (00090514)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 傾斜計 / 地殻変動 / 地球潮汐 / 地震予知 |
研究概要 |
昭和61年度においては精度を徹底的に上げるために我々の使用しているソニーのマグネセンサーの温度係数等について詳細にしらべた。そのけっかわかったことは1μmの精度まではあまり問題はないが、精度を1ケタ上るためには色々と注意しなければいけないことがわかった。さらに1ケタ上るのは色々の困難がある。室温15℃以下では温度係数は小さい。温度係数は同じ温度の自乗に比例する、標準的な値は10℃で0.2mV/℃位 30℃で0.65mV/℃位である。たゞし温度が低下する場合にはマグネセンサーのそれに追従する速度ないしはレスポンスはきわめてのろい。であるから短周期の変動にたいしては一見もっと小さい温度係数をもつようにみえる。 いづれにしても温度が25℃以上の環境でつかうのはのぞましくない。 本年度においては構成材がすべてスーパーインバールか水晶(溶融)のみまたは両者よりなる微小水位測定センサー(水位計)をつくった。これは今日まで得られた水位計の内でもっとも精度のたかいものである。勿論マグネセンサーは多数の内からえらばなくてはならない。 データの収集およびテレメーターシステムは、インテリジェント・データロガーとモデムよりなる簡単な装置で行なっている。データロガーは16ビットであり【10^(-9)】〜【10^(-10)】ラジアンと云う精度に十分対応できるデータの伝送は最底1ケ月に一度行なえばよい。 1200ポーのもとで1日分(7ch・5分間隔)のデータは約42秒で伝送、ファイルを作製出来る。現在のところこのシステムは有効である。
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