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擬似ランダム変調を用いた多目的マルチカラーレーザーレーダーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 61030010
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

桜井 捷海  東大, 教養部, 教授 (00012469)

研究分担者 柏木 順二  東京女子医科大, 学・物理教室, 助手 (70161023)
青木 禎  東京女子医科大, 学・物理教室, 助教授 (00012477)
馬場 浩  東京大学, 教養学部基礎科学科第一, 助手 (10165061)
研究期間 (年度) 1983 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードレーザーレーダー / ライダー / ランダムコード変調法 / 環境計測
研究概要

大気環境の計測には、空間的にも時間的にも精度の高い多点多パラメーターの計測が必要となる。本研究の目的は、疑似ランダムコード変調された多波長同時連続発振のArレーザーを光源としたレーダーレーダーを完成し、連続発振レーザーのレーザーレーダーや測距計などのへの応用技術を確立し、合わせて今回試作したレーザーレーダーの有効性を実証することにある。
59-61年度にかけて次のような構成のレーザーレーダーを完成させた。レーザー光は電気光学的変調器(EOM)によりランダムコードで強度変調され、光ファイバーケーブル(全長100m)により送信望遠鏡に導かれる。受信部は分光器、カセグレン型望遠鏡光電子倍増管が一体となって構成されている。散乱光は分光器により分光され、各レーザー波長に合わせたスリット(ポリクロメーター配置)上におかれた光電子倍増管により検出され、整形された光電子パルスはマルチチャンネルカウンターに導かれる。マルチチャンネルカウンターは、高速カウンター、加算器、メモリーから構成されている。系の最高動作速度は40MHz(25ns)である。加算されたデータと疑似ランダムコードとの相互相関は自作の相関計算器(4095のコード長の演算時間2秒)により計算される。パーソナルコンピュターは実験の制御、データ処理、表示に用いられる。
本年度はハードウェア・ソフトヱアーにわたる各種の技術的困難を解決し、数分間隔でエアロゾル濃度の空間分布、視程を測定し、これをブラウン管上に階調表示し、数日連続計測できるシステムを完成し、ほぼ所定の目的を達成した。半導体レーザーを用いたシステムも試作し、高性能の小形可般型レーザーレーダーを完成できることを確認した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 竹内延夫: レーザー研究. Vol11 NO10. 763-771 (1983)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] N.Takeuchi: Applied Optics. Vol22 NO9. 1382-1386 (1983)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 馬場浩司: レーザー研究. Vol12 NO6. 321-326 (1984)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 竹内延夫: レーザー研究. Vol13 NO4. 353-364 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] H.Baba: Review of Scientific Instrument. Vol56 NO10. 1926-1929 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] N.Takeuchi: Applied Optis. Vol25 NO1. 63-67 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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