• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

含塩素有機化合物の生分解性

研究課題

研究課題/領域番号 61030021
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

矢野 圭司  東大, 農学部, 教授 (10011842)

研究分担者 矢木 修身  国立公害研, 水質土壌環境部, 主任研究員 (40132865)
金沢 晋二郎  東京大学, 農学部, 助手 (10011967)
児玉 徹  東京大学, 農学部, 教授 (30011901)
左右田 健次  京都大学, 化学研究所, 教授 (30027023)
外村 健三  大阪府立大学, 農学部, 教授 (90124867)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
1986年度: 14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
キーワード含塩素化合物の生分解 / 分解系プラスミド / 遺伝子DNAの相同性 / 酵素自殺基質反応 / 加水分解酵素によるハロアルカン分解 / Γ-BHC分解菌 / トリハロアルカンなどの生分解
研究概要

1.含塩素有機化合物分解菌で遺伝子の解析を行った。nオクタン資化能を付与するOCTプラスミドについてハロアルカン分解能ならびにアルキルベンゼン分解能へのnーアルカン分解遺伝子の関与を示した。BHC分解菌では数種のプラスミドを検出した。(矢野)
2.プラスミドpVOIは2種のハロ酢酸デハドロゲナーゼ、Hー1とHー2が暗号化されているが両遺伝子間には塩基配列の相同性はなかった。Hー2遺伝子と相同性を示すHS2遺伝子には相同性があり、Hー2遺伝子領域(HS3)の1100bpと99%以上の相同性があった。(外村)
3.Lー2-アミノー4ークロロー4ーペンテン酸(LーACP)の微生物分解および毒性発現の機構を酵素レベルで調べた。Bacillus属などにはロイシン脱水素酵素が広く分布し、LーACPをよく分解する。しかしLーメチオニンーΓーリアーゼに働くとアレンを生成し不可逆的に失活する酵素目殺基質となる。(左右田)
4.1ークロロブタン資化菌、Corynebacterium sp,m15-3株から1ークロロブタン加水分解酵素を電気泳動的に単一に精製した。比活性は約440倍、分十量は約36,000と推定され、等電点は4,5、反応至適pH9,4、至適温度は30〜35℃であった。(児玉)
5.ΓーBHC長期連用畑圃場から、好気的にΓ-BHCを分解する能力が極めて高いPseudomonas paucimebilisが得られている。性格の異なる数種の土壌に接種してΓ-BHCの分解速度が高くなることを確認した。保存してある同種他菌株には分解能がなかった、選択圧を失うと分解能は消失した。(和田)
6.クロロフォルム,トリクロロエタン,トリクロロエチレン,テトラクロロエチレンの分解は、黒ボク土中ではほとんど進まないが、ハス泥田中では完全分解、あるいは分解が促進された。これらの物質はいづれも微生物による分解をうけることを示した。(矢木)

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Yokota;H.Fuse;T.Omori;Y.Minoda: Agricultural and Biolcgical Chemistry. 50. 453-460 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yokota;T.Omori;T.Kodama: J.Bacteriology.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 外村健三;川崎東彦: トキシコロジーフォーラム. 9(2). 160-168 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi