研究課題/領域番号 |
61030026
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研究種目 |
環境科学特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
二瓶 好正 東大, 生産技術研究所, 助教授 (10011016)
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研究分担者 |
飯田 芳男 成蹊大学, 工学部, 教授 (10054264)
北村 旦 大阪大学, 医学部, 教授 (50075032)
中馬 一郎 大阪大学, 医学部, 教授 (10028269)
原口 紘き 東京大学, 理学部, 助教授 (70114618)
増子 昇 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30010747)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1987
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1986年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | ICP発光分析 / 重金属 / 分析電子顕微鏡 / 生物試料 / ガスクロマドグラフ質量分析法 / GC-MS / 放電イオン化 / サブミクロン二次イオン質量分析法 |
研究概要 |
環境科学に関する研究は極めて広範囲であるが、実験科学的手法を必要とする研究課題においては、あらゆる環境物質に関する詳細・緻密な情報の取得が必要不可欠である。本研究班は、上記のような各種環境物質情報を得るために(1)誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法(2)分析電子顕微鏡(AEM)(3)ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS)(4)サブミクロン二次イオン質量分析法(SIMS)など、4種類の新しい計測法を開発・整備するとともに、これらの装置を十分な管理下に置いて広く環境科学研究者の利用に供し、それぞれの研究の発展に寄与することを目的としている。(1)誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法の水圏環境試料への応用として、沿岸海域や湖沼など人間活動の影響を受け易い水域における重金属の分布とその動態に関する研究を重点的に行った。(2)生物試料を用いて細胞内、細胞間に沈着している金属元素分析を行う目的の研究課題にしたがい利用者を公募し、運用委員会の採用決定にしたがい実施した。また利用者の便宜をはかるために「生物試料の分析電子顕微鏡使用論文集」(改訂第6版)を発行した。(3)GC/MS法の内標準(IS)として、昨年度検討した安定同位体標準化合物を用いる方法を実際試料に適用し、大気浮遊粉塵・ディーゼル排気粒子中の多環芳香族炭化水素飛灰中のダイオキシン、ベンゾフラン等について、測定を行った。(4)試作したサブミクロンSIMSを用いて石灰フライアッシュ,食塩,鉱物などの微粒子を試料として二次イオン質量分析,走査型イオン顕微鏡像の観察を行い、装置の評価を行った。
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