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森林管理のあり方とその科学的基礎

研究課題

研究課題/領域番号 61030046
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

堤 利夫  京大, 農学部, 教授 (80026393)

研究分担者 中野 秀章  信州大学, 農学部, 教授 (50155785)
只木 良也  信州大学, 理学部, 教授 (30126685)
奥田 重俊  横浜国立大学, 環境科学センター, 助教授 (00000141)
西口 親雄  東北大学, 農学部, 助教授 (40011861)
高橋 史樹  広島大学, 總合科学部, 教授 (00026436)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1986年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
キーワード森林管理 / 森林保全 / 生態系 / 破壊 / 再生 / 環境形成作用
研究概要

森林の価値は木材生産のほかに環境を調節する作用と風景、景観などとしての価値がある。森林のもつこのような機能を維持しつつ木材生産を行っていくための森林の管理について、従来の研究をふまえて検討を行った。本研究は8つの分担項目にわかれているが、これらは以下の3つにグループできる。
1.森林の環境形成作用:森林の理水機能については長期間の資料を用い、森林の発達にともない土壌が発逹し透水性にとむとともに、保水力が大となって流出の平準化がおこり、あわせて侵食が抑制されていることを明らかにした。同時に流出水質が森林を通ることによって調節されており、流量の変化に比べ物質濃度が安定していること、窒素については流出水の濃度が降水より低いことが判った。さらに理水を含め多くの環境形成機能について、その分類と評価が行われており、ある機能を期待するための森林の種類、構造、規模などについての論義が整理された。
2.生態系の破壊と再生及び造成:マツ枯れや山火事による森林の破壊とその後の回復過程についての研究が行われ、自然におこる植生の回復と他の生物相や理水機能の変化が明らかとなった。生態学の破壊は加えられる外力の種類と大きさ、森林のもつ抵抗性によって決るといえる。自然災害については外力の制御が難かしく、森林の抵抗性を高めることが要求される。
3.生態系の保全:自然生態系を保全するについて、その適正な面積についての明らかな根拠はない。この問題に答えるために屋久島でいくつかの試みがなされている。そしへ植生や大型動物の保全を目的とした一つの物的基準を提案している。種の保存は自然生態系の中で行われる必要があり、生態系の保全のための基礎知織のより一層の累積が重要である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 堤利夫: 「環境科学」研究報告集B309-R12-9. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 中野秀章: 信州大学農学部演習林報告. 23. 143-164 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Horikoshi.T et.al.: Traus.mycol.Soc.Japan.27. 283-295 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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