• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

都市における屋外気候環境の快適性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61030059
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関九州芸術工科大学

研究代表者

石井 昭夫  九芸工大, 芸術工学部, 助教授 (40087276)

研究分担者 片山 忠久  九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (80017938)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1986年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード屋外気候環境 / 快適性 / 地被状態 / 日向 / 緑蔭 / 温熱指標 / 地表面熱流量 / 都市水面
研究概要

1.地被状態等周囲条件が地上気候環境に与える影響に関する実測
(1)実測概要:アスファルト舗装面,裸地面,草地面の近接する3点において、夏季3日間、地表面温度・放射量・気温・日射量・地中熱量等を測定(2)実測結果:放射収支量Rnetの実測値は、日中は正(下向き),夜間は負(上向き)となるが、いずれも絶対値はアスファルト面が草地面および裸地面よりも大きい。実測データを用いて地中伝熱量G,対流熱伝達量H,蒸発潜熱量Eを求めたところ、アスファルト:G=0.35Rnet,H=0.65Rnet,裸地面:G=H=0.30Rnet,E=0.40Rnet,草地面:G=0.15Rnet,H=0.30Rnet,E=0.55Rnetである。
2.屋外気候環境における人体温熱感覚に関する申告実験
(1)実験概要:緑地樹蔭と日向アスファルトを曝露空間とし、8名の男性被験者を用いて、夏季8日間にわたり、快適感等の申告を採取した。(2)実験結果:快適感は全般的には温冷感と高い相関を有し、発汗感とも比較的高い相関を有する。緑蔭のみについてみると、気流感との間にも比較的高い相関が得られる。全実験データに対する快適感と標準新有効温度【SET^*】の関の相関係数は-0.52であり、【SET^*】が大きくなれば快適感が低下する傾向がある。【SET^*】が28℃を越えると「不快」を申告する割合が50%以上になる。
3.市街地の地水面が周辺地区の熱環境に及ぼす影響に関する実測調査
(1)実測概要:面積127,000【m^2】の他の周辺地区において、1チーム4地点,計36地点で気温・湿球温度・グローブ温度の毎時移動観測を夏季朝6時から夜9時まで行なった。(2)実測結果:表面温度は池水面内では平均約32℃であるが、周辺地区はバラツキも大きく平均は約50℃である。実測結果から地域の気温の水平分布を作成した。6:00および21:00では池と周辺の差は小さい。しかし、日中の12:00〜15:00の平均値による分布では池内部と周辺の間に2℃前後の差が見られた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 石井昭夫: 昭和61年度環境動態領域研究発表会講演報告集. 56-58 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石井昭夫: 日本気象学会九州支部講演要旨集. 7. 9-11 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 片山忠久: 日本気象学会九州支部講演要旨集. 7. 15-17 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 片山忠久: 日本気象学会九州支部講演要旨集. 7. 18-22 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi