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浮遊粒子状物質発生源寄与率推定モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61030072
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関早稲田大学

研究代表者

塩沢 清茂  早稲田大, 理工学部, 教授 (70063162)

研究分担者 岡本 真一  明治大学, 工学部, 講師
大滝 厚  明治大学, 工学部, 教授 (20061971)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード大気汚染 / 環境測定 / 浮遊粒子状物質 / 化学質量平衡(CMB)法 / エーロゾル
研究概要

1.研究目的 浮遊粒子状物質の環境基準達成率は、他の汚染物質に比べてかなり低い。このため、本研究では、統計的リセプターモデルについて検討し、その発生源寄与率を定量的に評価する方法を開発した。
2.研究の経過,成果および考察 浮遊粒子状物質の中で、炭素粒子は主要な構成成分である。多くの炭素粒子を排出すると考えられる稲わら焼きとディーゼル排気中の粒子を捕集し、炭素濃度(元素状炭素,有機炭素)と他の化学成分濃度を同時に測定した。
そこで、ここで得られた成分組成を発生源データに加えて、CMB法を用いて、都心で得られた粉じんの発生源寄与率を求めた。ただし、稲わら焼きの成分組成は廃棄物焼却の成分組成と類似しているため、この稲わら焼きの寄与は廃棄物焼却の影響を受けている可能性もある。このように、リセプターモデルにおいては元素状炭素と有機炭素の両方を測定することが重要であると言える。
3.結論 炭素成分の整備に関しては、炭素粒子の重要な発生源であるディーゼルエンジンの排気および稲わら焼却時の粉じんについて、その化学成分の分析を行った。この結果、稲わら焼きでは約50%が炭素であり、その中で有機炭素の割合が多い。一方、ディーゼル排気は、約80%が炭素であり、ほとんどが元素状炭素である。したがって、この2つの発生源は、元素状炭素と有機炭素を指標に分別することが可能となる。
次に、十分な発生源データのない場合においても利用できる因子分析と重回帰分析を併用したリセプターモデルを開発した。このモデルを鹿島地区での現地調査データ(アンダーセンサンプラー捕集データ)に適用した結果、良好な結果が得られた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.Shiozawa: The 80th Annual Meeting of The Air Pollution Control Association. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 塩澤清茂,岡本真一: 第27回大気汚染学会講演要旨集. 321 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 塩澤清茂,岡本真一: 第27回大気汚染学会講演要旨集. 320 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 塩澤清茂,岡本真一: 日本品質管理学会年次大会研究発表要旨集. 57-60 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 塩澤清茂,岡本真一: 日本品質管理学会年次大会研究発表要旨集. 61-64 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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