研究課題/領域番号 |
61035010
|
研究種目 |
環境科学特別研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
赤塚 孝雄 山形大, 工学部, 教授 (80091875)
|
研究分担者 |
渡辺 富夫 山形大学, 工学部, 講師 (30167150)
出口 光一郎 山形大学, 工学部, 助教授 (30107544)
|
研究期間 (年度) |
1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1986年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
|
キーワード | 環境画像 / 画像処理 / 動画像処理 / 画像処理システム / 高速画像処理装置 / 画像評価 / 環境動態 |
研究概要 |
1.目的: 環境動態を画像情報を介して把握する際に必要となる高速動態画像解析システムを完成させ、動態画像解析のための具体的なアルゴリズムを開発しながら、総合的な動態解析システムを実現するのが目標である。解析と結果の表示に必要な諸機能を検討し、特に時間的に変化してゆく画像系列を処理してゆくためのシステムの構築を進めてきた。これを完成させ、動態解析に適用してこれを評価改善してゆくのが本年度の課題であった。 2.画像解析システム: 画像の入出力装置に加えて高速画像処理装置が重要である。これまでの検討から、高速処理の本質的な機能として画像アドレス生成の高速化があることを明らかにしてきたが、ここでは最近開発された高速信号処理用VLSIを用いてこれを実現した処理装置を構成した。これをビデオディジタイザのビデオメモリに高速バスで接続して高速の画像伝送を可能とし、処理装置への画像処理マイクロプログラムの転送、システム全体の制御等はミニコンピュータが実行するシステム構成となっている。時系列画像を扱うにはデータ量が大量になること、それらデータの高速アクセスが好ましいこと、データの取扱いが容易であることといった理由から、このシステムに光ディスク装置を付加し機能性を高めた。このシステムの効果的な利用には、画像処理プログラミングの容易さ、画像データのハンドリングの容易さが要請されるが、この為のプログラム言語システムの設計・製作を進めている。 3.動態画像解析: ランドサット衛星データから積雪域の経時的変化検出をTM画像を用いて試み、雲と雪の分離に良い結果が得られた。積雪量推定などに発展させたい。また、より高速な時間変化である医用動態画像の解析にこのシステムを用い、X線画像系列からの心臓機能の定量的な評価法の開発を進めることができた。
|