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胆道癌の成因として疑われるフエノキシ除草剤の環境毒性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61035025
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

山本 正治  新大, 医学部, 教授 (40018693)

研究分担者 渡辺 厳一  新潟大学, 名誉教授 (50018280)
鈴木 利光  新潟大学, 医学部, 助教授 (80018952)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード胆道癌 / 農薬 / MCPA / 稲藁焼却灰 / 突然変異原性
研究概要

新潟県の胆道癌死亡率は全国一である。我々はその成因に興味をもち調査を開始した。本症の都道府県別標準化死亡比分布を見ると、「米どころ」に多いとの示唆を受けた。そこで、米作と関係する諸要因として農作業(農薬稲藁焼却),食生活,水田工壌等を考えた。今回,農作業要因について検討した。農薬については都道府県別農薬使用量を各面積で割った値と標準化死亡比との地域相関分析を行ったところ,フェノキシ系除草剤のMCPA(2-methyl-4-chlorophenoxyacetic acid ethyl ester)が強い正の相関を示した。一方 新潟県内で本症の多発地帯は稲藁焼却という農作業特性があり、焼却灰の突然変異原性が無視出来ない状況にある。以上の疫学的観察を基に今回の研究を行った。
玄米,野菜,河川水についてMCPAをガスクロマトグラフとマススペクトロメーターを用いて分析した。玄米,野菜中にはMCPAを認めなかった。河川水ではガスクロマトグラフで同一のretention timeを有するピークを認めたが、マススペクトロメーター分析ではMCPA自体ではなく、その変化体であった。稲藁焼却灰のベンゼン抽出物にはS9-mix処理により塩基交換型の突然変異原性を認めた。今後,本症発生との関連で,人体への取り込みの可能性や生体影響について検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masaharu Yamamoto: Acta Medica et Biologica. 34. 65-76 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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