研究課題/領域番号 |
61035045
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研究種目 |
環境科学特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
青山 勲 岡山大, 農学研究所, 助教授 (10026239)
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研究分担者 |
前野 詩朗 岡山大学, 工学部, 助手 (20157150)
河原 長美 岡山大学, 工学部, 助教授 (90093228)
名合 宏之 岡山大学, 工学部, 教授 (00034348)
村本 茂樹 岡山大学, 農業生物研究所, 助手 (50033121)
八木 正一 岡山大学, 農業生物研究所, 教授 (30157961)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 湖沼流域 / 水環境管理 / エキスパートシステム / 湖沼水質予測 / ホテイアオイ / 水質浄化 / 界面活性剤 |
研究概要 |
1.パソコンを用いたエキスパートシステムによる流域からの汚濁物質の発生,排出,流達負荷量の推定と水質管理 -本課題はパソコンとの対話形式によって、対象とする閉鎖性流域における汚濁物質の発性量と流達負荷量を推定し、計算結果を見ながら、流域の各ブロックにおける汚濁発生削減対策を、画面に表示されたメニューの中から選択することによって、基準点における消減効果を評価しようとするものである。また、流域における土地利用形熊の改変に伴う汚染物質の流出特性の変化も、必要なパラメータの値を変化させることによって、瞬時に推定できる。 2.ボックスモデルによる児島湖の水質予測 -前述の汚濁物質の流達負荷量予測値を前年度に開発した湖沼水質予測のためのパソコンを用いた計算システムと結合させることにより、長期的、平均的水質予測を行うことができる。これを用いて児島湖の流域下水道整備の効果を評価すると、CODとT-Pの水質改善の効果が認められたが、T-Nについては十分でないことが判明した。とりわけ下水道整備の遅れる農村地域における対策が必要である。 3.自然生態系を利用した水質浄化システム -下水処理後の窒素とリン除去のための補完施設として、児島湖の一部を水質緩衝池として利用し、ホテイアオイの植裁による水質浄化能を評価した。児島湖水面の1%10haにホテイアオイを植裁することによって、裁培可能な7カ月間に、月2回収穫したとすると窒素約22000kg,リン約3700kg吸収除去されることがわかった。 4.児島湖への界面活性剤の流入特性 -界面活性剤は洗剤や農薬に含まれており、水環境に及ぼす2次的な影響を考慮する必要があることが示唆された。この流下過程における濃度変化をみると、特に市街地を貫流する水路において高濃度が検出され、その濃度範囲は50-1250ppbであった。またEDTAやNTAは工場排出の流入地点で検出された。
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