研究課題/領域番号 |
61040010
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研究種目 |
エネルギー特別研究(エネルギー)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
茅 陽一 東大, 工学部, 教授 (20010704)
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研究分担者 |
児玉 文雄 埼玉大学, 教養学部, 教授 (20016538)
佐和 隆光 京都大学, 経済研究所, 教授 (80012128)
大島 栄次 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (20010770)
鈴木 胖 大阪大学, 工学部, 教授 (20028997)
西川 〓一 京都大学, 工学部, 教授 (20025886)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
1986年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
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キーワード | ロードマネージメント / エネルギーシステム / 資本ストック再評価 / 将来流体燃料 / 電気自動車 / 二酸化炭素問題 / 季時別料金 / 太陽光発電システム |
研究概要 |
1.電力・ガス協調型エネルギーシステム検討(西川・小川・松田)利益率規制下での競合をゲームモデル化し料金設定や需給状態を数量的に検討し、また民生部門に季時別料金制を導入した時の電力・ガス・灯油間の代替関係を明らかにした。 2.太陽電池を中心とする分散型エネルギーシステムの実用可能性の検討(鈴木・中岡・小川)近畿地域を対象に民生用電力需要の将来予測を行い、家庭用小規模太陽光発電システムの家庭用電力への寄与度を測定した。また事業用太陽光発電の経済条件が厳しいことを示した。 3.電力システムにおけるロードマネージメント特に料金対応の検討(茅・西川・斉藤)動学的最適化モデルをコスト特性の異なる電源種別を考慮した多種多時間帯別に拡張し理論構成を統合化した。さらに将来の電力需要構造と負荷率の関係を検討した。 4.我国産業エネルギー需要・民生用電力需要の特性分析(佐和・室田)資本ストック再評価を日米比較し、資本ストック老朽化度はオイルショック後では日本が大であると示した。また石油連製品の需要特性分析を試み原油価格低下の影響を検討した。 5.将来流体燃料の相互代替性の評価と問題点(冨永・大島)エタノール(バイオマス系)と混合アルコールの可能性を検討し、混合アルコールはI/O比で優りガソリンとの混合利用上の利点も多い事を示した。 6.自動車利用方式に関するエネルギーシステムの評価(石谷・清水)首都圏全交通エネルギー消費を検討し、小形車のみの電気自動車転換で燃料消費の30%改善の可能性を示した。 7.二酸化炭素問題の検討(児玉・大山・岡本・西岡)エネルギー政策が【CO_2】濃度に及ぼす影響を検討すると共に、【CO_2】濃度増加が農業等に及ぼす影響を検討した。
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