研究課題/領域番号 |
61040011
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研究種目 |
エネルギー特別研究(エネルギー)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
関根 泰次 東大, 工学部, 教授 (00010702)
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研究分担者 |
上田 よし亮 京都大学, 工学部, 教授 (00025959)
正田 英介 東京大学, 工学部, 教授 (40010706)
長谷川 淳 北海道大学, 工学部, 教授 (40001797)
豊田 淳一 東北大学, 工学部, 教授 (70054319)
芹澤 康夫 横浜国立大学, 工学部, 教授 (30017876)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1986年度: 11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
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キーワード | 高密度送電 / エネルギ-貯蔵 / 分散形電源 / 電力輸送コスト / 最適配置 |
研究概要 |
1.電気エネルギ-輸送に関する空間利用効率の改善; これまで検討を重ねてきた空間利用効率の高い電力輸送方式の多くが不平衡定数をもつ線路となることから、不平衡高密度送電の不平衡潮流計算と不平衡線路故障解析法の検討を行ない成果を挙げた。 2.電力輸送コストを含めた分散型電源・エネルギ-貯蔵設備配置計画の評価手法について; 各種エネルギ-貯蔵設備を系統に配置する場合の設置点をもっとも合理的にきめるために電力輸送コスト等を考慮にとった地点別受電コストという概念を導入し、設置点を具体的にきめる方法を提案した。 3.貯蔵システムと電源設備の計画に関する研究; 負荷需要の種々の時間的変動特性について統計的解析を行い、電源の固定費,可変費の経年変化を検討した。また在来の揚水発電所等の貯蔵設備および将来導入が検討されている超電導コイル,水素などの貯蔵設備を在来系統にもっとも合理的に組みこむための一つの方式について提案を行った。 4.エネルギ-貯蔵装置の導入価置の総合評価; エネルギ-貯蔵装置導入による系統安定化効果について検討し、超電導コイル貯蔵装置の急速応答特性により、負荷急変時の周波数維持および安定度向上に大きな効果が期待できること等を明らかにした。 5.超電導機器による負荷端での電力変動の補償; 超電導エネルギ-貯蔵装置を超電導同期調相機としても用いることの可能性について研究を行い、系統の無効電力制御への適用について種々の検討を行った。 6.同期発電機の特性表現に関する検討; 電気エネルギ-システムの過度応動特性を従来以上に正確に把握するため、サ-チコイルをとりつけた同期機を種々の動作条件のもとで運転し、空隙磁束を計測することにより発電機の特性表現を検討することを試みた。
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