研究課題/領域番号 |
61040033
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研究種目 |
エネルギー特別研究(エネルギー)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川村 登 京大, 農学部, 教授 (20026462)
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研究分担者 |
西山 喜雄 岩手大学, 農学部, 助教授 (90003764)
竹内 龍三 神戸大学, 農学部, 教授 (70021657)
梅田 重夫 大阪府立大学, 農学部, 教授 (70081461)
中川 健治 三重大学, 農学部, 教授 (70024528)
並河 清 京都大学, 農学部, 助教授 (40026464)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
18,900千円 (直接経費: 18,900千円)
1986年度: 18,900千円 (直接経費: 18,900千円)
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キーワード | 温室暖房 / 風力利用 / 太陽熱穀物乾燥 / スターリング機関 / 小水力利用 / 地熱利用 / 土層蓄熱 |
研究概要 |
実用規模の200【m^2】のガラス室を対象に、ソーラコレクタ、貯湯槽とファンコイル及び潜熱蓄熱加温器による温室暖房を行って石油換算代替量を求め、効果的代替のためのマイコン制御を実施した。またサボニウス風車と油圧変換装置により温室操作の動力を得た。太陽熱による穀物乾燥として、ハウス内の地干しと穀物乾燥機によって、もみと小麦を乾燥し、作業性能、品質、労力、設備費やランニングコスト等の経済性,汎用性など総合的に得失を明らかにした。樹皮ベレットを燃料とするバイオマス燃焼炉を用い、空気を作動流体とした試作スターリング機関を条件をかかえて運転し、実験的にまたデジタルシミュレーションによって.各種パラメーターと機関性能との関係を明かにした。太陽および風エネルギーを、農家単位で民生用と農業生産のために複合利用について検討し、貯湯式太陽熱集熱器によるもみの乾燥実験と風車と太陽電池による揚水実験から、総合的な代替エネルギーの有効利用の方式についての基礎的データを得、またその特徴を明らかにした。水車によって流体摩擦による熱発装置を駆動し、各種パラメータと変換特性の関係を明かにし、温水制御のためのフルディクスを試作し、その特性を求めた。地熱発電所廃熱水を利用した温室暖房を行ない、水耕栽培に利用した場合についてシステムの熱消費、制御性及び経済性について評価し実用性を検討した。また、最終利用途として、融雪利用が効果的であることを明らかにした。ハウス内の土層を長期及び短期の蓄熱媒体として利用する方式の省エネルギー効果や蓄放熱器の有効な運転方法の選択について、シミュレーションを行い、種々の集蓄熱法の評価を行なった。
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