研究課題/領域番号 |
61040043
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研究種目 |
エネルギー特別研究(エネルギー)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
松原 覚衛 山口大, 工学部, 教授 (30025986)
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研究分担者 |
岩村 国也 法政大学, 工学部, 教授 (80060987)
矢田 慶治 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (60006129)
熊代 幸伸 工業技術院電子技術総合研究所, 主任研究官
権田 俊一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70175347)
森 康夫 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (20016207)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
1986年度: 13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
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キーワード | 熱エネルギーの有効利用 / エネルギー変換材料 / アモルファス新素材 / 熱電発電 / 熱電子発電 / 固体電解質 |
研究概要 |
(1)鉄シリサイド(Fe【Si_2】)を中心とした3d遷移金属ケイ化物熱電材料の開発と、実用化に向けてのアモルファス新材料の製造方法について研究した。さらに、排熱回収用としての熱変換型熱電発電器の試作と性能評価を行った。アルミナ基板上に【CH_4】系ガス・プラズマ中で推積させたp型、n型Fe【Si_2】アモルファス膜(膜厚〜100μm)のコルビノ型で、高温度側627℃、放熱側46℃のとき電気出力約2.3W、最大変換効率約14.5%が得られた。[松原 覚衛(山口大・工)] (2)伝熱工学的な立場から、熱電変換システムへの適用を考慮して総合変換効率を大幅にアップするためのフィンの構造設計を行ない、実験結果との対応を確かめた。[森 康夫(電通大)] (3)高温熱電材料としてアモルファス・ボロンをとりあげ、ECRプラズマCVD装置の設計と作製を行ない、ジボラン(【B_2】【H_2】)を原料ガスとしてボロン薄膜生成の条件を検討した。50%希釈ジボランを用いて、基板温度350℃以上で金属光沢のボロン膜の生成に成功した。[権田 俊一(阪大・産研)] (4)プラズマCVD法によって、ボロン・フォスファイド(BP)の厚膜成長を行ない、熱起電力と電気伝導度の温度特性から高温度熱電材料としての検討を行なった。[熊代 幸伸(電総研)] (5)小型太陽炉熱電子発電を目指した短波長光によるCs電離プラズマ生成のための基礎研究を行なった。希土類元素Hfをベンゼン蒸気中で炭化する方法により、熱電子放射特性の高いハフニウム・カーバイド(HfC)電極を開発した。[矢田 慶治(東北大・科研)] (6)固体電解質としての応用を目的として、LiAlの光起電力特性、および温度発電の可能性について検討し、有益な知見を得た。[岩村 国也(法政大・工)]
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