研究課題/領域番号 |
61050001
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研究種目 |
エネルギー特別研究(核融合)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
桐谷 道雄 北海道大学, 工学部, 教授 (70033826)
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研究分担者 |
吉田 直亮 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (00127317)
下村 義治 広島大学, 工学部, 教授 (40033831)
石野 栞 東京大学, 工学部, 教授 (70010733)
松井 秀樹 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (50005980)
阿部 勝憲 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (70005940)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1986年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 核融合炉材料 / 14MeV中性子 / 中性子照射損傷 / カスケード損傷 / 金属および合金の照射損傷 / 半導体の照射損傷 / 点欠陥の反応 / 機械的性質変化 |
研究概要 |
本研究は米国ローレンスリバモア国立研究所の回転ターゲット強力核融合中性子源RTNS-【II】により照射され、東北大学金属材料研究所付属材料試験炉利用施設に返送された多岐にわたる固体材料(金属・合金、半導体、セラミックス他)について照射後実験を行ってきたものである。 研究実績の内容は極めて多岐にわたるため項目的に列挙するに止める。固体材料における残存欠陥の性質と量を決める要因の分析(桐谷)、低温D-T中性子照射による変位カスケード損傷からの欠陥の発生(下村、桐谷)、照射された鉄および鉄合金の陽電子寿命測定(蔵元)、D-T中性子照射した金のカスケード欠陥の反跳エネルギー効果(吉田(直))、面心立方金属のカスケード欠陥の熱的安定性(下村、吉田(博)、桐谷)、繰り返しD-T中性子照射によるカスケード重畳効果の解明(下村、桐谷)、銅における高エネルギーイオンとD-T中性子照射の損傷相関(吉田(直))、鉄およびステンレス鋼(木下、蔵元、阿部)およびフェライト鋼(香山)の機械的性質に対する14MeV中性子照射効果、バナジウム合金(川西、石野、蔵元)および9Cr-2Mo鋼(川西、石野)の14MeV中性子照射のTEM観察、14MeV中性子照射による帯溶融精製した鉄(松井)およびバナジウム(松井、阿部)の照射効果、金およびニッケル(岡田、桐谷)およびA1-Mg-Li合金(阿部、茅野)のD-T中性子照射による機械的性質変化と欠陥構造発達の相関、低放射化材料としてのSiC/Al複合材料の開発(香山)、14MeV中性子照射によりゲルマニウムおよび【III】-【V】属半導体に発生した不規則領域(平田、桐谷)、カスケード損傷からの欠陥構造発達過程における点欠陥機構(桐谷)、等がある。ここには研究代表者名および分担者名のみを記載したがこの他多くの研究者が貢献していることを明記する。RTNS-【II】による照射と照射後実験は今後も継続される。
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