• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

環境トリチウムの変動測定とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 61050046
研究種目

エネルギー特別研究(核融合)

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

高島 良正  九大, 理学部, 教授 (10037161)

研究分担者 宇佐美 四郎  富山大学, 工学部, 教授 (70109106)
高岡 宣雄  山形大学, 理学部, 教授 (40028171)
水谷 義彦  富山大学, 理学部, 教授 (00022575)
大林 治夫  名古屋大学, プラズマ研究所, 教授 (00023698)
阪上 正信  金沢大学, 理学部附属低レベル放射能実験施設, 教授 (40019443)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
19,200千円 (直接経費: 19,200千円)
1986年度: 19,200千円 (直接経費: 19,200千円)
キーワード環境トリチウム / トリチウム測定 / トリチウム / トリチウム動態 / トリチウム解析 / 核融合 / 環境放射能
研究概要

これまで天然水中のトリチウムの測定はかなりやられているが、研究室によってそれぞれ測定法が異なるので全国的データの解析の際困ることがある。
そこで本年度は14の研究室に2種のトリチウム標準試料を配布し、分析法の精度の相互検定を行った。また、降水中のトリチウム濃度と気象条件との関連についても日本の2〜3か所で局地的な資料は得られているが全国的規模で行われたことはない。そこで昭和61年6月から、北海道から九州にわたる全国12か所で毎月1回雨水を採取し、すべての試料を一つの研究室で分析する仕事を開始した。すでに一部のデータは得られたが、総合的解析は1年間のデータが得られてから行う予定である。
本研究グループの大部分の人はまだ雨水,河川水,地下水等、天然水のトリチウム分析に従事しているが、単にデータを得るだけでなく、季節変動や水理学的見地からの解析的研究へと発展している。
一方一部の者は生物試料や大気中の水素やメタン試料についてトリチウムの濃度変動について研究を始め、また一部の者は環境中でのトリチウムの移動や酸化速度についての研究にも着手した。この中で生物試料については、原子力施設と無関係の全国21か所から採取した松葉の組織自由水トリチウム(TFWT)と組織結合トリチウム(TBT)を分けて測定した。その結果TBTは常にTFWTよりも高い値を示しその比は約1.5になっていることが明らかになった。同様に原子力施設周辺の松葉についての測定を行ったところ、それらの比は1.5より著しく異なった値も得られ、松葉はトリチウム放出モニタリングの指標値物として有用であることがわかった。更に人の体内汚染のモニタリングに利用される尿中のトリチウム分析法についての研究も行った。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 高島良正: Mem.Fac.Sci.,Kyushu Univ.,Ser.C. 15. 201-208 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高島良正: Applied Radiat.Isot.印刷中. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 百島則幸: J.Radioanal.Nucl.Chem.,Letters. 104. 141-150 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 松並忠男: Ann.Report,Radia.Center,Osaka Pref.99. 367-377 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高岡宣雄: Chem.Geology. 26. 11-15 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 阪上正信: 地球化学. 20. 1-12 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 大林治夫: "資料・技術報告-土岐地区の環境放射能の測定【IV】" 名古屋大学プラズマ研究所, 50 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi