研究課題/領域番号 |
61101001
|
研究種目 |
特定研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 一郎 東大, 法学部, その他 (10009772)
|
研究分担者 |
森島 昭夫 名古屋大学, 法学部, 教授 (80022416)
渡辺 富雄 昭和大学, 医学部, 教授 (90053769)
野村 好弘 東京都立大学, 法学部, 教授 (00083311)
山田 卓生 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (00055170)
平尾 収 東京大学, 工学部, 名誉教授 (30013048)
|
研究期間 (年度) |
1984 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1986年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
|
キーワード | 交通災害の抑止と補償 / 医療費 / 損害賠償 / 社会保障 / 判例検索 / 紛争処理 / 交通法規 / 後遺障害 |
研究概要 |
本特定研究は、近年深刻な社会問題となっている交通災害について、その抑止に貢献し、被害者に対する補償の実情について、これを改善することを目標に行われてきた。この目標を達成するために、本研究は新しい手法を取り入れている。それは、旧来行われてきた個別の学問領域または法領域から加えられる検討のみならず、自然科学を含めた広い学問分野からアプローチを行ない、その成果を社会に還元しようとするものである。 本年度は本研究の最終年度として、被害者の迅速かつ公平な救済と、将来に於ける交通災害の抑止を目的として、前二年間の研究成果を踏まえて研究活動を行ってきた。 具体的には、各班ごとに分担したテーマについて、問題点を抽出し関連する実情を厳密に検討・整理した上で、現状改善のための施策を研究成果発表会という形で公表した。特に、昭和六十二年一月三十〜三十一日に催された『「大学と科学」公開シンポジウム』に於ては、以下に述べるテーマで各班が成果発表を行ない、本特定研究に関心を持つ各界の聴衆の注目を集めた。各班の研究分担テーマは次の通りである。第一班-「交通法規と規制の効率化に関する研究」,第二班-「救急医療体制と治療費」,第三班-「交通災害の損害賠償・保険および社会保障」,第四班-「交通災害の後遺障害に対する補償の研究」,第五班-「交通災害判例検索システムの開発研究」,第六班-「交通災害紛争処理システムの研究」。また総括班は、このような各班の研究成果を総括する意味で、三十一日の午後にシンポジウムを行ない、実務家や研究者と広く意見の交換を行った。 今後はこれらの成果を社会に還元するために、取りまとめた成果への検討を再度入念に行なった上で、出版物の形でこれを公開する予定である。
|