研究課題/領域番号 |
61104006
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
浜口 智尋 阪大, 工学部, 教授 (40029004)
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研究分担者 |
福井 萬壽夫 徳島大学, 工学部, 教授 (70035632)
山本 恵一 神戸大学, 工学部, 教授 (80031087)
間瀬 正一 九州大学, 理学部, 教授 (70037141)
池田 拓郎 東北大学, 工学部, 教授 (20005185)
達崎 達 北海道大学, 応用電気研究所, 教授 (50001673)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
1986年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
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キーワード | 磁気フォノン共鳴 / ブリルアン散乱 / 構造相転移 / 音速 / ラマン散乱 / 表面ポラリトン / 二次元電子 / フォノン |
研究概要 |
超高周波音波と光や電子との相互作用を強磁場や高圧を用いて調べ、電子-フォノン相互作用や相転移、臨界現象を解明し、薄膜、微粒子や表面波、二次元電子ガス系の研究や超音波ドメインによる構造変化などで以下に述べる成果をえた。1.浜口らは強磁場サブセンターを利用し、磁気フォノン共鳴の研究から量子井戸における二次元フォノンモードを初めて観測し、高電界下の磁気フォノン共鳴ピークがLOフォノン散乱により二つに分離することを実験で示し、理論を完成した。2.達崎らはN【H_4】Clの相転移をブリルアン散乱と超音波測定より調べ、特異な温度変化を示す三次弾性定数及び周波数分散を見出した。3.池田らはK【H_2】P【O_4】のブリルアン散乱スペクトルの圧力温度依存の測定から、分極緩和時間は圧力とともに短かくなることを見出した。低迷光散乱用高圧セルを開発し、低周波ラマンモードの圧力依存性を調べた。4.間瀬らは製作した超音波音速、減衰同時測定装置を用い、超伝導特性の起源が解明されていない酸化物超伝導体Ba【Pb_(1-x)】Bix【O_3】薄板の音速を測定し、構造不安定性とXの値の間の関係、一次構造相転移の異常時間依存性等、興味ある現象を見出した。5.山本らは高周波スパッタリングにより、種々の組成比をもつSiGe混晶膜を作製し、熱アニール時における微結晶の成長をラマン散乱により調べ、アニール温度で急激に微結晶のサイズが大きくなることを見出した。6.福井らは基本ガウス光による表面ポラリトン特性を明らかにした。角度スキャンATR信号の瞬時的観測装置を開発し、種々の金属膜成長の過程を明らかにした。7.井上らは半導体ヘテロ構造中の二次元電子とフォノンの相互作用を調べ、LOフォノン放射による分布の変化、電子による遮へい効果や電子輸送の知見をえた。8.得永らは音響ドメインによるa-【As_2】【S_3】の構造変化、サファイヤ基板の音響ドメインのエネルギー密度をブリルアン散乱で調べた。
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