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染色体のドメイン構造

研究課題

研究課題/領域番号 61116005
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

柳田 充弘  京大, 理学部, 教授 (80025428)

研究分担者 木南 凌  東京大学, 医学部, 助教授 (40133615)
池田 日出男  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10012775)
平賀 壮太  熊本大学, 医学部, 教授 (40027321)
西本 毅治  九州大学, 医学系研究所, 教授 (10037426)
水野 重樹  東北大学, 農学部, 教授 (90112903)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
1986年度: 12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
キーワード動原体 / 染色体機能 / 反復DNA配列 / 染色体分配 / 性染色体 / クロマチン / ドメイン構造
研究概要

本研究の研究目的は、染色体機能に関わるDNAドメインを同定、クローン化し、これらと相互作用する特異的タンパク質の分子機能を解析することにより、染色体の分離・分配・維持・凝縮、組換えの分子機構を明らかにすることにある。このような目的に沿って以下に延べる実績があがった。
1.分裂酵母において動原体機能必須領域のクローン化に成功した。約4000塩基対長の配列で、dgとdhと名付けられ、全塩基配列の決定もなされた。これらの配列を失なうと染色体は脱落する。一部を失なうと、減数分裂時に染色分体間の結合が弱まる。また人工染色体も作成された。
2.ヒト細胞において染色体凝縮を調節する遺伝子のクローン化に成功しRCC1と名付けられた。コードするタンパク質は、数十残基におよぶ反復構造を有する。突然変異株を相補するDNA断片をケノムからクローン化することに成功した始めてのケースである。
3.ニワトリの性染色体Wに特異的に存在する反復DNAに結合するタンパク質の同定・分離が可能となった。このタンパク質の性状を詳細に解析した。
4.大腸菌において、染色体およびF因子の分配を調節する遺伝子を発見した。その一部については、遺伝子産物の同定が可能となり、そのタンパク質機能を追求した。
5.マウスゲノム中に、個体変化に伴なう変化をおこす反復DNAを発見し、この配列が遺伝的交雑による解析が可能であることを明らかにした。
6.仔牛〓腺トポイソラーゼに依存する組換え系試験管内反応を解析し中間体構造の同定を行なった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] NAKASEKO,Y.: EMBO JOURNAL. 5. 1011-1021 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] NIWA,O.: Molecular General Genetics. 203. 397-405 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] MORI,H.: Journal of Molecular Biology. 192. 1-15 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] IKEDA,H.: Proc.Nafl.Acad.Sci.USA. 83. 922-2926 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] KAI,R.: Molecular Cell Biology. 6. 2027-2032 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] FUKUSHIGE,S.: Biochem.Biophys.Res.Commu.134. 477-483 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] YANAGIDA,M.: "Yeast Cell Biology" Alan R.Liss, 671 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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