• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

神経活性物質受容体とその機能調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 61118006
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

栗山 欣弥  京府医大, 医学部, 教授 (20079734)

研究分担者 吉田 博  大阪大学, 医学部, 教授 (70028273)
高橋 良  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (70009918)
瀬川 富朗  広島大学, 医学部, 教授 (80025676)
遠藤 実  東京大学, 医学部, 教授 (50009990)
植木 昭和  九州大学, 薬学部, 教授 (80037564)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
1986年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
キーワード精製GABA受容体 / muricide / サブスタンスP受容体 / 心筋β受容体 / sulpiride / 心臓ムスカリン受容体 / カルシウム遊離 / イノシトール三燐酸 / protein kinase C / モノクローナル抗体
研究概要

1)精製GABA受容体の薬理学的解析を行なったところ、GABA受容体とベンゾジアゼピン【II】型受容体が共役して居り、しかもethy1-β-carbolineの様な内因性不安誘発物質に対する結合能を有すること,2)嗅球摘出によりmuricideの発現した動物では,ノルアドレナリン及びセロトニン作働性神経系の機能低下がみられること,3)ラットの尾動脈平滑筋にはα,及び【α_2】受容体が共存し、異った細胞内機構を介して収縮反応を引きおこすこと,4)中枢内サブスタンスP受容体について解析を行ったところ、physalaemin型のものであり、しかもGTP,【Mg^(2+)】,【Na^+】により相互に転換され得る高低両親和性部位を持つこと,5)心筋には【B_1】受容体と【B_2】受容体が存在するが、これらの受容体はともにアデニール酸シクラーゼと共役しているのに抱らず、それ以後の機能的共役機構が異っている可能性があること,6)抗うつ作用を有するsulpirideの少量は【D_2】受容体にのみ作用するのに対し、大量ではα受容体を介してノルアドレナリン作働性神経系にも影響を与えること,7)心臓のムスカリン様アセチルコリン受容体は少なくとも二種のサブグループから成って居り、その内一つだけがアデニル酸シクラーゼ抑制に関与していること,8)平滑筋においても低濃度のイノシトール三燐酸がカルシウム遊離を来すことから、神経伝達物質によるカルシウム遊離にイノシトール三燐酸がセカンドメッセンジャーとして働いていると考えられること,9)神経組織においてprotein kinaseCは灰白質に多く存在し、しかも細胞体樹状突起だけでなく神経終末にも存在していること,10)protein kinase Cのモノクロナール抗体を用いて検討したところ、本酵素はリンパ球,白血球,神経組織などに広く分布し、しかもcDNA構造解析の結果,本酵素にはheterogeneityがあること,が判明した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 栗山欣弥: Clinical Neuroscience. 5. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 栗山欣弥: 生体の科学. 37. 560-565 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Kuriyama;J.Taguchi: Journal of Neurochemistry. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Kuriyama;S.Tomono;M.Kishi;T.Mukainaka;S.Ohkuma: Brain Research. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 大熊誠太郎,栗山欣弥: 蛋白質・核酸・酵素. 31. 1139-1150 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Kuriyama;S.Tomono: Neurochemistry International. 9. 91-98 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] R.Takahashi(ed): "Psychotropic and Neurotropic Drugs and Neurotransmitter Receptors." Excerpta Medica,Amsterdam,The Netherlands, 87 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Kuriyama eds.H.U.Weber et al.: "Handbook of Biomedicine of Free Radicals and Antioxidant" CRC Press,Boston,U.S.A., (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi