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リソゾーム酵素異常による代謝障害の病因・病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 61119009
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

藪内 百治  阪大, 医学部, 教授 (20028335)

研究分担者 飯田 静夫  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00009987)
垂井 清一郎  大阪大学, 医学部, 教授 (00028341)
鴨下 重彦  東京大学, 医学部, 教授 (60048973)
加藤 敬太郎  九州大学, 薬学部, 教授 (70037571)
小川 和朗  京都大学, 医学部, 教授 (20077556)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
1986年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
キーワードリソソーム / 加水分解酵素 / プロセシング / 脂質代謝 / 脂質蓄積症
研究概要

リソソームは、代謝物質の細胞内消化の役割を担っているが、リソソームおよび酵素の生成、運搬などに関しては不明な点が多い。またリソソーム病の酵素欠損の実態や病態も不明な点が多く、治療も確定されていない。本研究班ではリソソームに関する基礎的な研究、リソソーム酵素の異常に関する研究、さらに蓄積物質に関する研究を行ってリソソーム病の解明にとり組んだ。
1.基礎的研究 小川はアクチンフィラメントがリソソームラッッピングのみならず貧食にも重要な役割を果すことを示唆した。加藤は酸性ホスファターゼの生合成、細胞内プロセシングを研究し、リソソームで47Kの膜酵素から42Kの可溶酵素となるこことを示した。柴田は培養細胞にアミノグリコシドを加えることによりミエロイドボディーが形成されることを認めた。栗山はニューロンとオリゴデンドログリアの機能的関連を研究するために両者を混合培養し、これらがin vivo脳にみられるものと極めて類似することを示した。
2.リソソーム酵素に関する研究 宮武はシアリダーゼ,β-ガラクトシダーゼ,32K蛋白の相互関係を明らかにした。垂井は糖原病【II】型にみられる空胞リンパ球の動態を電顕を用いて明らかにした。藪内はI-cell病の病態を明らかにするために、リンパ芽球様細胞のリソソーム酵素の動態をしらべ、マンノース6リン酸以外の酵素認識の構造があることを明らかにした。
3.蓄積物質に関する研究 脊山は腱黄色腫の病態を研究するためマウスにコレスタノールを投与した結果、小脳では時間とともに蓄積の程度が強くなるが、16週では組織変化を認めなかった。飯田は【GM_1】の生体内代謝を調べ肝でセラミドをへてスフィンゴミエリンの合成に再利用される事を明らかにした。鴨下はリソソーム病患者の血液と脳の分析を行い、ドリコールが高値となることを認めた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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