研究課題/領域番号 |
61122004
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村岡 光男 東大, 原子核研究所, 教授 (20028096)
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研究分担者 |
土岐 博 東京都立大学, 理学部, 助教授 (70163962)
坂東 弘治 福井大学, 工学部, 助教授 (20025357)
玉垣 良三 京都大学, 理学部, 教授 (30027338)
矢崎 紘一 東京大学, 理学部, 教授 (60012382)
有馬 朗人 東京大学, 理学部, 教授 (40011465)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 核物質 / 核子・中間子混合系 / クォーク多体系 / ハイペロン混合核 / クォーク / ストレンジクォーク |
研究概要 |
湯川理諭を基礎とした中間子物理学においては、核力の短距離部分に関して未解決であったが、この力によって原子核の大まかな性質を理解することができた。現在では核子や中間子など、いわめるハドロンはクォークの複合体であり、核力の短距離部分をはじめ、核構造や核反応などクォークの自由度に関連して見直しが要求されている。しかし現実には原子核は核子・中間子の系としてよく説明できるので、なぜよく記述できるのか、またクォークの自由度は如何に発現するのかを明らかにする必要がある。これらのことは本計画の主要な研究課題である。 本年は計画の初年度であり、上記目的に直接また密接に関係をもつ諸課題を検討するため、原子核から素粒子にわたる広い領域の問題についてシンポジウムを企画して議論をした。また現在多くの研究者が関心をもっている下記2〜4の個別課題について検討するため、研究会およびワーク・ショップを開催した。第一線で活躍している理論および実験家が多数参加し、研究成果の発表と問題点の整理、および今後の研究の進め方等について打合せを行った。 1."大ハドロン計画の物理"シンポジウム、期日:7月23日-26日、場所:東大核研、参加者:約120名 2."ハイパー核物理"研究会、期日:8月8日-9日、場所:東大核研、参加者:約20名 3."原子核内における中間子・クォークの自由度"研究会、期日:12月15日-17日、場所:京大基研、参加者:約80名 4."高エネルギー核反応理論と計算機コード開発"ワークショップ、期日:12月1日-3日、場所:東大核研、参加者:約10名 1)について報告書を作成した。
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