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中間子生成を伴う核反応精密分光

研究課題

研究課題/領域番号 61122013
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

池上 栄胤  阪大, 国立大学(その他), 教授 (00016031)

研究分担者 中村 正信  京都大学, 理学部, 助手 (90025479)
野呂 哲夫  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (30164750)
鈴木 徹  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (20175409)
酒井 英行  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (90030030)
片山 一郎  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (30028237)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1986年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
キーワード中間子原子 / X線分光学 / 大型中性子検出器 / 液体シンチレータ / CAMAC
研究概要

中間子原子のX線分光学はこれ迄貴重な知見を与えて来たが、中間子吸収確率が大きい為、対象と出来る原子核や原子準位に大きな制約がある。一方、この中間子原子は閾値附近のエネルギーの核反応における共鳴(干渉)効果として観測する事が原理的には可能であり、X線分光で取扱えない領域の測定手段として有望視されている。我々のグループでは、中間子原子崩壊確率が大きい為に最も有効であると思われる放出中性子の観測を目指している。本年度は大型高効率中性子検出器の開発製作及びデータ収集系の整備を行った。
中性子検出器として、中性子-ガンマ線弁別機能を有する液体シンチレータNE213を使った。7.5cm×10cm×100cmの形状の検出器を製作し、その中性子-ガンマ線弁別特性と時間分解能を、実際に62MeVのエネルギーの中性子ビームを使って調べた。特に時間分解能Δtについては、(1)5"光電子増倍管を直接接続した場合と、(2)光ガイドを通して2"光電子増倍管を接続した場合について比較調査した。測定結果は、(1)Δt=59Ds,(2)Δt=76-92Dsであり、更に(2)についてはΔtに位置依存性が存在することが明らかになった。また、中性子-ガンマ線弁別特性についても(1)の配置の方が良い結果を与えた。則ち、いずれの面でも光ガイドを使用しない方が性能が良いとの結論を得た。詳しい解析は現在進行中である。
データ収集系としては、CAMAC,Star Burst(J11)を用いた読み出し系の開発を行っている。現在までに基本的な部分のソフトウエアは完成し、上記中性子テスト実験で実際に使用して総合テストを行った。今後、細かなデバッグ(虫出し)を含め、更に改良・開発を続ける予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Sakai,T.Noro,H.Okamura,H.Ikegami: RCNP Annual Report 1986. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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