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低温光化学プロセスを用いる精密有機合成

研究課題

研究課題/領域番号 61123005
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

松浦 輝男  京大, 工学部, 教授 (90025809)

研究分担者 伊沢 康司  愛知工業大学, 教授 (10023061)
大橋 守  電気通信大学, 教授 (70015535)
金子 主税  東北大学, 薬学部, 教授 (40013833)
田伏 岩夫  京都大学, 工学部, 教授 (80025907)
向井 利夫  東北大学, 理学部, 教授 (30004237)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
16,100千円 (直接経費: 16,100千円)
1986年度: 16,100千円 (直接経費: 16,100千円)
キーワード生体物質の光化学変換 / 低温光化学 / 光電荷分離 / 天然物の合成 / 新光化学反応の開発 / 低温反応制御 / 電子輪送 / カルバペナム
研究概要

本特定研究班は精密有機合成に役に立つ新しい光化学反応プロセスを開発し、低温で反応制御することにより高効率な光化学合成プロセスを確立し応用開発に結びつけることを目的とする。本年度の研究実績は以下の通りである。
1.生理活性天然物の骨格合成ならびに官能基変換に有用な光化学反応の開発。立体特異的な光閉環反応を利用するβ-ラクタム骨格の不斉合成法の確立(金子)および光電子移動反応を用いるリボヌクレオシドからデオキシ体への一般的変換法の開発(松浦)に成功した。特に、後者の反応は最近注目されているエイズの治療薬であるデオキシシチジンを簡便に合成できる方法を提供したものでその実用化が期待される。
2.特異な骨格をもつ機能分子の合成.分子内ドナー・アクセプター系の低温光化学反応により新奇骨格であるイソベンゾフルベンを世界で始めて合成した(向井)。低温光化学により発生するカルベンの反応場-分子構造-反応パターンの担関を明らかにした(伊沢)。
3.人工生体機能系,分子設計。人工フラボ脂質類を人工リポゾームを利用して始めて合成することに成功した(田伏)。抗ガン剤ブレオマイシンの骨格変換により非天然型ブレオマイシンを合成した(松浦)。ロドプシンの特異的な光異化を模倣する新しい立体特異的光異化反応系を蛋白を利用することにより達成した(大橋)。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 斉藤烈: J.Am.Chem.Soc.108. 3115-3117 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 森井孝: J.Am.Chem.Soc.108. 7089-7094 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 田伏岩夫: Tetrahedron Lett.27. 5401-5404 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 辻本和雄: Chem.Lett.2005-2008 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤雅之: Tetrahedron Lett.6091-6094 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 富岡秀雄: J.Chem.Soc.Chem.Commun.1364-1366 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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