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機能物質の動態と作用性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 61129003
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

今関 英雅  名大, 農学部, 教授 (90023431)

研究分担者 横田 孝雄  東京大学, 農学部, 助手 (40011986)
神谷 勇治  理化学研究所, 研究員 (30100051)
近藤 矩朗  国立公害研究所, 研究員 (60124343)
酒井 慎吾  埼玉大学, 理学部, 助教授 (60033388)
渡辺 昭  名古屋大学, 農学部, 助教授 (70023471)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
25,300千円 (直接経費: 25,300千円)
1986年度: 25,300千円 (直接経費: 25,300千円)
キーワードエチレン生合成 / オーキシン結合蛋白質 / RNA合成 / 緑葉老化 / サイトカイニン / 気孔閉鎖の制御 / アブシジン酸 / ジベレリン / ブラシノステロイド
研究概要

本研究は植物生活環の進行を調節する内生機能物質の作用機構と動態を分子レベルで解明するすることを目的とした。今関は機能物質及び傷害によるエチレン生合成の調節機構を解明するため律速酵素をあるACC合成酵素を組織傷害を与えたカボチャ果肉から単離し、特異抗体を得た。この抗体及び無細胞翻訳系を用いて傷害によるACC合成酵素量及びmRNA量の変化を測定するとともにACC合成酵素のcDNAのクローニングに着手した。酒井はすでにヤエナリから単離した2種の可溶性オーキシン結合蛋白質機能を実証するため単離核によるRNA合成に対する効果を調べた。核調製法を格段と改良して、正常なサイズのrRNAが合成され、かつ転写開始が起こる核を調製することに成功し、オーキシン結合蛋白が核内で合成されるmRNA組成を変えることを証明した。サイトカイニンの緑葉老化抑制作用を解析する目的で、渡辺はハツカダイコン緑化子葉が暗条件に置いて老化する時に発現するcDNAをクローン化し、暗条件で変化するmRNA合成の様相を明らかにした。近藤はソラマメの気孔閉鎖をABAが促進するとき【K^+】の排出を促進し【H^+】の排出を抑制することを明らかにした。動態研究は主として分子の多様性があるジベレリン、ブラシノステロイドの相互変換を解析することを目的とした。ジベレリンのC3位の水酸化反応の無細胞系を確立し、本酸素の部分精製を行うとともに(神谷)、放射性カスタステロンとブラシノライドを調製して、イネに根系から与え、何れもかなり茎葉部に転流されること、根、茎葉部で活発に極性の高い代謝物に変換することを明らかにした。これらの代謝物は配糖体等の中性物質ではなく、酸性の新しいタイプの代謝物であることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

研究成果

(4件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] N.Nakajima;H.Imaseki: Plant and Cell Physioloqy. 27. 969-980 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] S.Sakai;J.Seki;H.Imaseki: Plant and Cell Physioloqy. 27. 635-643 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 酒井愼吾: 植物の化学調節. 21. 53-57 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yoakota: Phytochemistry. 26. 503-506 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-30   更新日: 2016-04-21  

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