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多官能性汎用合成素子の開発と生理活性物質合成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 61211026
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関熊本大学

研究代表者

国枝 武久  熊本大, 薬学部, 教授 (80012649)

研究分担者 石塚 忠男  熊本大学, 薬学部, 教務員 (60176203)
永松 朝文  熊本大学, 薬学部, 助手 (40155966)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード2-オキサゾロン / アミノアルコール / キラル合成子 / リン酸化試薬
研究概要

エチレンと炭酸ガスとを炭素資源として容易に得られる簡単な複素環体2-オキサゾロンの高度利用を精密合成化学原料といった観点からはかるとの課題のもとに、今年度は生理活性アミノアルコール類の高選択的合成プロセスの開発と合成試薬類の開発の二点に焦点をしぼり検討を行い以下の成果を得た。1.多目的キラル合成子の開発と応用: 医薬品をはじめ多くの生理活性物質に内包されている隣接アミノアルコール構造の汎用性キラル合成子の開発に成功し、これを利用して生理活性アミノ酸類やペプチド類合成の一般性ある合成戦略を確立した。即ち、抗菌性ジクロロスレオニン(アルメントマイシン類似体)、酵素阻害剤ペプチタチン中の異常アミノ酸スタチン、ベータラクタム類、水酸化グルタミン酸、GABA類似体等への効率よいキラル合成ルートを確立した。今後、本複素環体を立体化学的に複雑な化合物類の構築材として用いる現合成戦略の汎用性と限界を明確にすべく更に広く応用展開をはかる。2.複素環をベースとする合成試薬類の開発: オキサゾロン骨格を共通の脱離基とする活性型縮合試薬やアシル化試薬の開発知見を踏まえ、今年度は多岐にわたるアルコール類の新規リン酸化試薬の開発に成功した。本試薬系は極めて緩和な条件下、異った触媒能をもつ金属錯体を組み合せ使用することにより段階的選択的にリン酸混合エステルを高収率で合成出来る点に特徴がある。目下、生理活性リン脂質、オリゴヌクレオチド合成に向け鋭意検討を急いでいる。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] TOMOHISA NAGAMATSU: TETRAHEDRON LETTERS. 28. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] TADAO ISHIZUKA: TETRAHEDRON LETTERS. 28. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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