研究課題/領域番号 |
61212011
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大谷 俊介 名大, プラズマ研究所, 助教授 (60023735)
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研究分担者 |
一宮 彪彦 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00023292)
俵 博之 名古屋大学, プラズマ研究所, 助教授 (90037797)
大塚 正元 名古屋大学, プラズマ研究所, 教授 (50023693)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 多価イオン / 固体表面 / 電子放出 / 電荷移行 |
研究概要 |
プラズマ研究所で開発された、低エネルギー夛価イオン源(NICE-I)を用い、夛価イオンと固体表面との相互作用を調べることを目的とし、研究を計画した。行われた研究は以下の通りである。 1.固体表面からの二次電子放出過程 C,N,O,Ne,Kr,Iなどの夛価イオンビーム(4価から35価)を照射して、表面からの二次電子放出率を測った結果、価数とともに増大することを見い出した。 2.夛価イオン照射時における発光過程 ポリプロピレンの4umの厚さの膜を通過する光を検出した。通過可能な光の波長は100【A!゜】以下であるが、このような軟X線光から夛価イオン照射時に表面近傍で発光していることが見い出された。 これらの実験事実より、夛価イオンが固体表面に接触すると、大きなエネルギーをもつ電子的遷技が起り、その結果、高いエネルギーの電子や光が放出されるのであると想像される。そこで今年度は、これらの実験に加えて、放出電子のエネルギーを測定するエネルギー分析器を製作し、また、電子的遷技に伴う表面からの脱離イオンのエネルギーと質量を測定するための分析器を開発し、これを設置しうる超高真空容器を製作し、現在、予備実験を行っているところである。
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