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LトロトランスポゾンのTATA box様配列への特異的挿入とクロマチン構造

研究課題

研究課題/領域番号 61216007
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

西郷 薫  九大, 医学部, 助教授 (50136454)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードレトロトランスポゾン / コピア / P因子 / ショウジョウバエ / キメラ
研究概要

本課題を遂行するための重要な基本技術は、トランスポゾンP因子を用いたショウジョウバエの個体レベルでの形質転換技術である。そこでまずこれを確立し、ルーテンにG1の20〜30%で形質転換体を生じる程度の頻度が得られるようにした。次ぎに、発現ベクターHSC1-1Xを作った。ショウジョウバエの熱ショウ蛋白遺伝子を含むクローンG3よりプロモーター領域を含むBamHI/Xhol断片を切り出し、pUC9のBamHI/SalIサイトに入れ、次いでプロモーターとリーダー領域のみからなるPstI断片をcarnegie1に入れ、更にPvullサイトをXhoIにリンカーにより変換し、HSC1-1Xベクターとした。次いでこのベクターの中にレトロトランスポゾン、コピアを入れ、コピアのORFと3'LTR間のHpaIサイトをBamHIサイトに変換しMH1を得た。このクローンでは、コピアの5'LTR内のBa1Iサイト(コピアの仮想プロモーター領域の少し上流に位置している)から3'LTRまでのコピアの全塩基配列が含まれている。コピアの転換がRNAを介しているか否かを調べるために、コピアのBamHIサイト内にP因子のイントロン2を適当な処理のあと導入した。更に、このMHI-12Rにショウジョウバエのrosy遺伝子を含む7kbのDNA断片を入れた(MHR-1)。MH1-12Rは、pUCHSeoとともにコピアを含まないことが知られているDrosphila yakubaに、MHR-1は、Drosophila melanogasterの眼色の突然変異ryにP因子法で注入した。実験は進行中であるが、現時点で両者から幾匹かの形質転換体(G1)が得られており、これらのDNAがまずブロッティングで検討されることになっている。またこのシリーズの実験とは別に、アミノ酸レベルでの任意のjunction配列をもったchimera"酵素"を作る方法を開発することに成功しており、これと上の実験を組み合わせることによりさらなる発展が期待されよう。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Inouye,S.: Eur.J.Biocem.154. 417-425 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Yuki,S.: Eur.J.Biocem.158. 403-410 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Inouye,S.: Nucleic Acids Research. 14. 4765-4778 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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