研究課題/領域番号 |
61216009
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
石浜 明 遺伝研, その他, 教授 (80019869)
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研究分担者 |
藤田 信之 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 助手 (90173434)
福田 龍二 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 助教授 (60027331)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 転写装置 / RNAポリメラーゼ / 転写シグナル / 分子識別 / 転写因子 / 大腸菌 |
研究概要 |
転写装置RNAポリメラーゼによる転写シグナル識別機構を解明する目的で研究を行ない、以下の成果を得た。 1.「試験管内混合転写系」を利用して、大腸菌各種遺伝子のプロモーター強度を測定した。 2.大腸菌の主要なRNAポリメラーゼ成分(E【α^(70)】)のプロモーター識別能が、シグマ因子の交換で全く変化することを、熱ショック・シグマ因子(【α^(32)】)を例に実証した。 3.熱ショックへの適応が、熱ショック遺伝子群のプロモーター認識にだけ関与するシグマ因子(【α^(32)】)の増産によることを明らかにした。なお、この増産は、【α^(32)】遺伝子(rpoH)のプロモーターのひとつの活性化による転写昂進に由来する。 4.RNAポリメラーゼの機能変換をする転写因子として同定した、緊縮飢餓蛋白(SSP)の遺伝子構造と転写様式を明らかにした。 5.RNAポリメラーゼ・コアサブユニットの変異コレクションを用いて、プロモーター識別に関与する機能ドメインを推定した。
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