研究課題/領域番号 |
61217004
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
亀谷 寿昭 東北大, 農学研究所, 助教授 (70006013)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 細胞融合 / 再分化能 / ユニバーサルハイブリダイザー |
研究概要 |
研究の目的: 本研究は、細胞融合により、分化能消失系統及び分化の困難な植物における再分化の手法を確立するとともに、体細胞雑種の分化能の発現様式を解明することを目的とする。 研究の結過ならびに成果: 本研究の目的を達成するためには、体細胞雑種を効率良く選抜し育成する実験系を確立する必要がある。そこでまず、どんな野生型細胞との雑種でも選抜可能な親系統(ユニバーサルハイブリダイザー、二重突然変異体)を育成することを試みた。さらにそれらのユニバーサルハイブリダイザーとしての資格を検証するため、他の野生種との細胞融合を行なった。 1.Nicotiana tabacumのストレプトマイシン耐性株を母親に、アルビノを花粉親として交配し、その後代から二重突然変異体を育成した。この変異体とN.rusticaをデキストラン法により融合処理し、ストレプトマイシン培地で培養し、緑色個体を選抜したところ、それらは全て雑種であった。 2.Sinapis turgidaの葯組織由来のカルスから、硝酸培地で生育不能、担つ5-メチルトリプトファン耐性株を作出した。この株とBrassica oleraceaとの融合処理細胞を硝酸(5-メチルトリプトファンを含む)培地で培養したところ、6コロニーが増殖し、さらに幼植物が分化した。これらは、全て雑種であることが確認された。 本研究から、上記の二重突然変異株はユニバーサルハイブリダイザーとして使用可能であり、再分化能の高い系統との細胞融合により、再分化能が回復することが示された。今後、これらの変異株を用い、遠縁交雑における再分化能の回復と耐性形質の発現を支配する要因について検討する。
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