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言語行為(発話行為)の認知における非言語的文脈の影響に関する状況意味論による研究

研究課題

研究課題/領域番号 61220004
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

土屋 俊  千葉大, 文学部, 助教授 (50155404)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード言語行為 / 状況意味論 / 談話理解
研究概要

1.言語行為論 特に発語内行為論の理論的研究を行うために、状況意味論の枠組みについて研究した。
従来の状況意味論においては、主として伝達的言語使用が問題になっていたのに対して、非伝達的言語使用を表現するための粋組みを作ることを目的とした。本研究においては、発語内行為の名前を述語して理解し、その述語の充実条件を発話と状況群とによって表現する部分関数とすることを提案した。
このことによって、間接的言語行為の仕組が自然に表現できることが明らかとなった。
2.日本語の言及行為を表す動詞について、それらを捨集、分類する作業を試みた。Ballner etalの提案にしたがって、数5000個の動向を検討した。
分類の粋組みとして、Austinの古典的分類が依然として妥当することを実証的に明らかにした。
3.言語行為と言語理解の相互関係について考察を加えた。また確実な成果となってあらわれてないが、計算機等によって人間の言語行為をシミュレートするためには、従来のような表現的理論が非効率的であるということが明らかとなった。
4.状況意味論における真理の機会について考案し、上術のような発語内の力の表現がもつ論理的性格と同様の性格をもつことが理解された。そして、その理解を形式的に表現するためには、従来の集合論ではなく、循環性を許容する理論が必要であることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 土屋俊: "心の科学は可能か" 東京大学出版会, (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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