研究課題/領域番号 |
61220009
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松尾 文碩 九大, 工学部, 助教授 (80037845)
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研究分担者 |
高木 利久 九州大学, 工学部, 助手 (30110836)
篠原 武 九州大学, 大型計算機センター, 助手 (60154225)
二村 祥一 九州大学, 大型計算機センター, 助手 (90038068)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 情報検索システム / 意味ネットワーク / 自然言語理解システム / ホーン節推論機構 / 機能語 / KWIC |
研究概要 |
本研究は、情報検索システムにおける主題検索の高度化を図るために、大量英文二次文献データに対して言語情報処理を施し、主題に関する知識情報の抽出を試み、抄録理解システムを実現するための基礎研究とするものである。抄録文の意味は、セマンティックネットワークによって表現するが、その内部表現にはホーン節を用いる。セマンティックネットワークの使用において一番重要なことは、アークに対するラベルの確立である。そこで、本研究ではホーン節推論系によるセマンテックネットワークの操作システムの実現と機能語の構文・意味情報の抽出によるラベルの確立を目標とする。このために昭和61年度に行った研究開発は次のとおりである。 1.セマンティックネットワークの表現と操作のためのホーン節推論機構について基礎的考察を行った。 2.前項の考察に基づき、研究代表者らが既にデータベースシステム用に開発しているホーン集合推論系をセマンティックネットワークの操作が可能なように再設計した。昭和62年度にこの実現を計る計画である。 3.研究代表者らが従来から行ってきた英文科学技術抄録文に関する自動索引の研究に基づき、約2500単語の機能語を抽出した。 4.前項の機能語の構文・意味情報を調査するために約87万文からなるKWICシステムを構築した。 5.一部の単語についてKWICのリストを作成し、調査を開始した。しかし、まだ整理の段階まで至っておらず、本格的な調査と整理は昭和62年度以降に行う計画である。
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