研究課題/領域番号 |
61220012
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
油谷 幸利 天理大, 外国語学部, 助教授 (50122362)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 朝鮮語 / 語彙調査 / 基礎語彙 / 用例検索 / 言語の機械処理 / 自動品詞分析 |
研究概要 |
1.データの収集 (1)教科書……中学校科学2・道徳1(下)の入力が完了し、引き続いて科学3・家庭2・家庭3を入力中である。 (2)文学作品……韓国現代文学選集(三省出版社)を順次入力中である。 2.ソフトウェアの移植 研究代表者がNECのPC-8001上で開発した朝鮮語のワードプロセッサシステムをPC-9801に移植し、従来のハングルと英数字以外にJIS第1・第2水準の漢字・非漢字をも扱えるようにした。 3.KSCコード(情報交換用ハングル漢字符号系)の問題点を解明 韓国では、1982年にKSC5619が韓国工業規格として制定された。これはJIS漢字コードと同様に、94×94の区点によって1316文字のハングルと1692文字の漢字に対してコードを定めたものであるが、以下に述べるような重大な欠陥が存在することが判明した。 第1に、ハングル用のコードが1316文字に対してしか割り当てられていないために、中学校の教科書の中にすら上記のコードに含まれない文字が多数発見されたし、第2に、コードと文字との対応が規則的でないために朝鮮語の活用処理に例外を設けなければならないという問題が生じることが判明し、第3に、コードと漢字の字形との対応が一意的でないという欠陥が発見された。 4.語彙頻度調査 中学校社会3の教科書の分析を通じて「語彙頻度調査は分野別に行なわなければならない」という研究代表者の従来の主張が裏付けられた。
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