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半導体レーザにおけるモード競合作用と発振線幅の関係

研究課題

研究課題/領域番号 61221006
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関金沢大学

研究代表者

山田 實  金沢大, 工学部, 助教授 (80110609)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード半導体レーザ / 発振線幅 / モード競合 / モード競合雑音 / 電気的負帰還法 / 強度雑音
研究概要

半導体レーザにおける発振線幅と強度雑音およびモード競合作用の関係を示す方程式を導出した。自然放出光のゆらぎが上記種々の現象での原因になており、モード競合作用がこれらの現象を増大させていると仮定して定式化した。この理論でAlGaAsレーサについて数値的な結果を算出した。主発振モードに対する近接微弱モードの影響は、出力強度比が0.1〜10の範囲になるとモード競合により線幅が急増し、数10【GH_2】になることが示された。また、モード競合の影響は、強度雑音への方が線幅増大現象よりも大きく影響する。なお、強度雑音を電気的負帰還法で低減化した場合には、レーザ内部の電子数ゆらぎが抑制されるので、線幅を狭くする効果があるかどうかも理論的に吟味したが、強度雑音低減化用の電気的負帰還法では線幅は狭くならないことが示された。
実験的な研究としては、AlGaAsレーザを用い、戻り光により雑音を誘起してその時の線幅の変化を測定した。モード競合が生ずると線幅が急増することが、定性的ではあるが確認できた。また、単一モード動作時での線幅増大現象と強度雑音の関係を定量的に測定した。I/Im=1.7の動作で相対雑音強度(RIN)が【10^(-14)】【H2^(-1)】程度の時の線幅はΔf【〜!〜】4【MH_2】であり、【10^(-11)】【H2^(-1)】の時にはΔf【〜!〜】18【MH_2】に増加した。なお、電気的負帰還法の実験では、強度雑音低減時にΔfは2部以上広がってしまった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 山田実: THE TRANSACTION OF THE IECE OF JAPAN. E69. 973-979 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山田実: The Transaction of the IECE of Japan. E69. 948-955 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山田実: IEEE Journal of Quantum Electronics. QE22. 1052-1059 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山田実: The Transaction of the IECE of Japan. 3. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山田実: IEEE Journal of Quantum Electrons. QE23. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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