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金属超微粒子分散型ガスセンサー

研究課題

研究課題/領域番号 61227007
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

小宮山 宏  東大, 工学部, 助教授 (80011188)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードガスセンサ / 超微粒子 / 金 / 銀
研究概要

現在、ガスセンサ素子として使用されているSn【O_2】などの半導体素子、部分安定化Zn【O_2】などの固体電解質などと、原理的に異なるセンサ素子の可能性を探索することが目的である。原理的に異なるセンサ素子の組合せによって、現在のガスセンサの基本的問題の1つである選択性を得ること、超微粒子が集積化のための秀れた素材となり得ることが、金属超微粒子をとりあげる理由である。以下に本年度の成果をまとめる。
1.素子の作成方法とガスセンシングの測定方法
3次元素子は、多孔質体の細孔中で超微粒子を安定化させるという試みで、金属塩溶液を多孔体に含浸、還元する湿式法によって作成した。2次元素子はスパックあるいは真空蒸着でガラス基板上に100〜200【A!゜】に折出させた連続薄膜を、大電流で切断、局部的に、不連続膜とした。金属としては、これまでに、Au,Ag,Pt,Pd,Niを検討した。ガスセンシングは、Ar,He,【O_2】,【C_2】【H_4】,【H_2】,COを被検ガスとした。
2.AgによるスイッチングとAuによる電流パルス
超微粒子構造によると孝えられる2種のガスセンシング機構を発見した。3次元Ag素子であり、大電流で、超微粒子間隔の広い電界集中部を作成すると、【O_2】と【C_2】【H_4】,【H_2】などとの間で、【10^(-6)】Sという時定数で電気伝導が変化する。我々は、この現象をスイッチングと命名した。2次元素子Auも、やはり電界集中を生じさせると、ガス種によって著しく異なる電流パルスを生じる。この電流のVIは極度に非オーミックである。これらは、いずれも超微粒子の比表面積と格子ソフニングとが関連したガス吸着による形態変化を反映した現象と孝えられる。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hiroshi Komiyama: Japanese Journal of Applied Physics. 24. 269-271 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroshi Komiyama: Proceeding of World Congress 【III】 of Chemical Engineering. 5a-253,【I】. 331-334 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Tetsuji Yasuda: Appl.Phys.Lett.49. 903-905 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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