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未知混合物系試料の知能化定性定量分析

研究課題

研究課題/領域番号 61227016
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

河田 聡  阪大, 工学部, 助手 (30144439)

研究分担者 千賀 康弘  大阪大学, 工学部, 助手 (10144437)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード赤外吸光分光法 / 分光計測 / データ処理 / 混合物 / 可視吸光分光法
研究概要

混合物中に含まれる未知物質の定推定量分析のための、新しい知能化計測及び分析法の開発を行なった。この方法は、データベースやライブラリーを全く用いることなく、観測データ自身から、コンピュータが学習し、パターン認識的に、そこに含まれる物質を推定することができ、分離化学・分析化学と併用することにより、有用性が期待できる。以下に、具体的成果を列挙する。
1)理論開発:主成分分析法と非負拘束条件の導入による、混合物データセットからの成分スペクトル推定法の開発を行なうと共に、エントロピー最小化規範の導入により、唯一のスペクトル推定法を考案した。この手法において、解が不定であるとき、エントロピー規範は、どこまで成分を分離するかについて、検討を行なった。
2)システム化:ミニコンピュータMicroVAX【II】と、赤外分光光度計Parkin-Elmer983とをオンライン接続し、開発した手法をプログラム化し、自動計測・分析可能システムを完成し、グラフ,波形の処理,表示システムMacintoshをこれに直結させた。
3)化学反応追跡データ及び、多波長分光画像データへの応用:考案した手法を検証するため、キシレン異性体混合物からの成分スペクトル推定を行なった。それにより、本手法の有用性を確認した上、実際の応用例として、試薬の化学反応過程を可視吸光分光計測し、中間成分物のスペクトル及び、濃度比の経時変化を求めた。また、顕微分光画像中に含まれる成分のスペクトル及び濃度の推定を、Ratの肝蔵組職及び筋肉細胞データに応用した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 河田聡: 応用物理. 55. 2-23 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡,南茂夫: 分光研究. 35. 24-41 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡: O plus E. 85. 87-94 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] S.Kawata;K.Sasaki;S.Minami: Journal of Optical Society of America A.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Okamoto;S.Kawata;S.Minami: Applied Spectroscopy. 40. 691-695 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Sasaki;S.Kawata;S.Minami: Applied Spectroscopy. 40. 185-190 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡 著/南茂夫 編著: "科学計測のための波形データ処理" CQ出版社, 238 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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