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サイトカインの発現系における遺伝的制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 61228010
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

藤田 尚志  阪大, 国立大学(その他), 助手 (10156870)

研究分担者 谷口 維紹  大阪大学, 細胞工学センター, 教授 (50133616)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードインターフェロン / インターロイキン / 転写誘導 / サイトカイン
研究概要

ヒトB型インターフェロン(IFN-β)遺伝子はウィルス感染等の刺激によってその転写誘導が起こる。IFN-β遺伝子の上流には6bpの配列(コンセンサス)AA【(AT)!(GG)】GA)よりなる基本単位の7回の繰り返しが存在していること、さらにコンセンサス配列を元に化学合成した種々の繰り返し配列を持つDNAの機能解析より、本遺伝子の誘導を特異的に制御しているのはこの繰り返し構造であることを明らかにした。ウィルスによる転写誘導活性の最も高かった合成繰り返し配列【(AAGTGA)_8】を用い、これと結合する細胞因子の検出をゲルシフト法により試みた結果、L929細胞核抽出液中にはこの合成繰り返し配列と特異的に結合する因子があること、さらにウィルスによる転写誘導活性のある種々の合成配列やヒトIFN-β上流配列は上記配列と因子の結合を競合することが見出された。
T細胞増殖因子として知られるインターロイキン2(IL-2)は活性化したT細胞表面に発現している受容体(IL-2R)と結合することによって増殖のシグナルを伝える。このIL-2/IL-2R系は免疫応答系において重要な役割を果していると考えられる。ヒトIL-2遺伝子の転写開始点より上流-319までの領域がT細胞における転写誘導に必要なDNA配列であった。IL-2遺伝子の5'及び3'からの欠失DNA断片を作製し、下流につないだCAT遺伝子の発現を指標としてその機能を調べたところ、IL-2遺伝子の-319から-60までの約250bpのDNA配列がその発現に関予しており、このDNA配列は3つの機能領域に区分されることをも見出した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Fujita;H.Shibuya;T.Ohashi;K.Yamanishi;T.Taniguchi: Cell. 46. 401-407 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] M.Maruyama;H.Shibuya;H.Harada;M.Hatakeyama;M.Seiki;T.Fujita;J-I.Inoue;M.Yoshida;T.Taniguchi: Cell. 48. 343-350 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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