• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

光および植物ホルモンによるグルタミン合成酵素誘導機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 61229009
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都府立大学

研究代表者

竹葉 剛  京府大, 生活科学部, 助教授 (10046500)

研究分担者 田中 國介  京都府立大学, 農学部, 助教授 (90027194)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード光発芽 / グルタミン合成酵素 / 光誘導 / cDNAライブラリー / 遊離核転写系
研究概要

1.レタスの発芽調節に関する従来のデータを再整理し、また、必要な実験結果を追加することにより、環境因子(光・温度)および植物ホルモンによる発芽調節機構を示すモデルを発表した。(第5回日米セミナー・ハワイ)。
2.光照射したレタス吸水種子からmRNAを調製し、Gubler Hoffman法によりcDNAを合成した。これを用いて、pUC9ベクターによるcDNAライブラリー(【10^5】コロニー)、λgt11によるライブラリー(5×【10^5】プラーク)を作製した。プラスミドライブラリーには合成オリゴヌクレオチドを用い、またλgt11ライブラリーに対してはGS抗体を用いてスクリーニングしたところ、それぞれ複数のポジティブクローンを得た。現在、それらの構造を解析中である。
3.遺伝子の発現機構を解明するためには、in vitro転写系を確立することが必要であるが、植物ではまだ完全な系は実現していない。そのため、遊離核レベルの転写系を確立した。光照射したレタス吸水種子からpercollグラジェント法で核を単離し、〔3,5-T〕UTPを取り込ませたところ、高い転写活性を示した。現在、上記2で得たGSクローンcDNAとハイブリッドするRNAを検出している。この系は今後「光誘導因子」のassay系として役立つものと思われる。
4.光誘導を受ける植物酵素(Rubis CO,chal cone synthase等)の遺伝子では5′側に「光依存調節領域」の存在することが判明している。レタス吸水種子で、GS以外に光誘導される遺伝子が見つかれば、それらに共通する構造上の特徴が研究できるものと考え、differential hybridization法により、その検出を行なった。その結果、コロニー約1000に対し1個の割合で、光条件でのみ検出できるクローンを少なくとも数個分離することができた。現在、それらの性質を調べている。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 竹葉剛: 植物の生長調節に関する日米セミナー(ハワイ)論文集. 22-23 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 竹葉剛 他: 日本植物生理学会1987年度年会.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi