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reCAタンパク質の動的構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 61230012
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

赤坂 一之  京大, 理学部, 助教授 (50025368)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードrecAタンパク質 / ATP-δ-S / 一重鎖DNA / 自己会合 / 内部運動
研究概要

1.recAの精製
小川らによって確率された方法により、plasmid pTM-2をもつE.Colistrain C600を培養して、細胞破砕,硫安沈澱,クロマトグラフィー等を経て、純粋なrecAタンパク質を得、水-グリセロール溶液に保存した。
2.recAの自己会合のプロトンNMRによる研究
このようにして得た recAを重水溶液中でプロトンNMRを測定して、比較的良好なスペクトルを得ることが出来た。自己会合の効果を調べるために、NaCl添加の効果をNaCl濃度0-1Mに渡って調べたが、顕著な変化は認められなかった。マイルドな界面活性剤であるヘプタントリオールを250mM(モル比にして約3000倍)まで添加したが、これも顕著な変化は認められなかった。
3.recAの内部運動領域の研究
プロトンNMRにおけるスピン拡散の方法を用いて、内部運動領域を調べた。その結果、いくつかのAla/Thr,Val/Leu残基を含む内部運動領域が存在することが判明した。現在、プロトンNMRによりこの領域の同定を試みている。
4.recAのATP-δ-S及びSingle-Stranded(SS)DNAによる滴定
ATP-δ-Sを少しずつ添加しながら、recAのプロトンNMRスペクトルの変化を観察した。差スペクトル上で Tyr環プロトンの吸収に変化が現れた。これはTyrがAPTの結合部位であることを示すものと解釈される。これは、他の方法からの推察と一致する。今後、SSDNAとの相互作用様式についても同様の方法で調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 柴田進,赤坂一之 著 斉藤・森鳥 編: "高分解能NMR一基礎と新しい展開(7.1タンパク質の動的構造)" 東京化学同人, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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