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3種の植物型フエレドキシンの結晶構造比較による立体構造形成機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 61230018
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関鳥取大学

研究代表者

月原 冨武  鳥取大, 工学部, 助教授 (00032277)

研究分担者 福山 恵一  鳥取大学, 工学部, 助手 (80032283)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードフェレドキシン / 結晶構造 / X線解析 / 鉄・硫黄タンパク質
研究概要

今年度は、水前寺のりのフェレドキシンの2.5【A!°】分解能での構造精密化とスギナのフェレドキシンエの構造決定を中心に実施した。
水前寺のりのフェレドキシンの構造精密化は、Hendricson-Konnertの方法による最小自乗法と電子密度への原子座標への重ね合わせとを組合わせて行った。最小自乗法による精密化は原著者によって作成されたプログラムを空間群【P4_1】用に変更して行った。電子密度は非結晶学的対称操作による等価な4点を平均して得られたものを用いた。これと原子座標への重ね合わせは、マイクロコンピューターPC-9801用に作られたプログラムを用いて行った。現在25【A!°】分解能でR値(R=Σ1Fo+Fcl/Σ1Fo1)は0.27である。なおこの精密化は分解能を2.2【A!°】に上げて進めている。
スギナのフェレドキシン【I】については、1.8【A!°】分解能までデータ収集を終えることができ、今までに知られているフェレドキシンでは最も高分解能のデータを得た。このNatiue結晶の強度データをもとに、既に構造の知られている水前寺のりのフェレドキシンの構造を初期モデルにして、結晶中での分子の配向の決定を行った。なお結晶中での分子位置の決定には低分解能でのバイフット差(OF=F(hkl)-F(h´k´l´))の2乗を係数とするパターソン関数を用いた。分子配向の決定にはR-factor search法を用いた。その結果結晶中での分子パッキングも良いものを見出すことができた。これにもとづいて高分解能の解析を進めようとしている段階である。
今までに我々が行ったスピルリナ,水前寺のり,スギナのフェレドキシンの構造解析結果から、活性中心をはじめ、主鎖の構造は共通性が高いことが明らかになった。又1ケ所あるα-ヘリックスもすべての構造に共通しており、かつ二次構造予測ではα-ヘリックになりやすいものが集っている。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tomitake Tsukihava;Keiichi Fukuyama;Masasi Kusunoki;Yukiteru Katsube;Toshiharu Hase;Hiroshi Matsubara: J.Moleculan Biology.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 塚田清隆,太田雅己,高橋和彦,福山恵一,月原冨武: 日本生物々理学会第24回年会. (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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