研究課題/領域番号 |
61231013
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
松波 謙一 岐大, 医学部, 教授 (90027491)
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研究分担者 |
植木 俊介 岐阜大学, 医学部, 助手 (60168614)
川島 卓 岐阜大学, 医学部, 講師 (90161314)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 覚醒慢性ザル / 脳梁 / ネコ / 高次脳機能 / 運動前野 / 前頭前野 / ニューロン活動 / 誘発電位 |
研究概要 |
研究は大きく二つの方法で行った。 (【I】)覚醒慢性ザルの実験。 サルに遅延時間を含む、visual trackingの学習課題を学習させ、サルがこの学習課題を行っている時に、運動連合野(運動前野.前頭前野)からニューロン活動を記録する。そして、1).ニューロン活動と学習課題との連関性を調べた上で、2).脳梁を刺激して、ニューロン活動に対する効果を調べ、3).その効果が、運動に関係するニューロンと、手掛りに関係するニューロンで違いがあるかどうかを調べる。今年度は、一匹目のサルが学習完成して刺激電極などを植え込んだ後、しばらくして、これらがはずれ出血多量で死亡したので、ニューロン活動の良い記録が得られていない。今、二匹目で記録を行うところである。 (【II】)ネコの急性実験。現在まで、脳梁のどの部位が大脳皮質のどの部位と対応しているかについては、解剖学のデータはあるが電気生理学的なデータはない。そこで、その部位的局在性を生理学的に決めることを行っている。すなわち、脳梁の一点を刺激し、閾値を定め、その1.5倍の強さの電流で刺激すると、大脳皮質ではどの位の範囲で誘発電位が記録できるかを、双極電極の記録で行っている。又、将来、ニューロン活動も記録する予定である。
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