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セロトニンニューロン回路網の可塑性-酵素抗体法による解析

研究課題

研究課題/領域番号 61231026
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

佐野 豊  京府医大, 医学部, 教授 (00079683)

研究分担者 上田 秀一  京都府立医科大学, 助手 (60150570)
山田 久夫  京都府立医科大学, 助手 (00142373)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードセロトニン / 免疫組織化学 / 変性 / 再生 / 可塑性 / 脳移植
研究概要

Falck-Hillarp蛍光組織化学の広範な応用によって、近年約20年の間にモノアミンニューロン系について数多くの新知見が得られたが、その1つとしてこの種のニューロンがつよい再生能力を有する可塑性神経系であることが知られている。しかし蛍光法は、カテコールアミンの検出にはすぐれた効果を発揮するが、インドールアミンの検出には、多くの弱点があり、セロトニンニューロンの可塑性に関する形態学的研究は、著しく立ちおくれていた。近年、セロトニン証明のためのすぐれた免疫組織化学的手技が開発され、中枢神経内の分布に関する正確かつ詳細な知見が得られるようになった。そこでわれわれは、この免疫組織化学的標識法を用いて、ラット中枢神経に分布するセロトニンニューロンの線維網が非特異的および特異的軸索損傷後に示す再生、再構築能とその様式について詳細に検索を進めている。得られた知見を列記すると次のようになる。
1.非特異的軸索損傷後、脳梁および内側中隔核において走行異常および分布異常を示すセロトニン線維が認められた。
2.5,6-DHTの脳室内投与による特異的軸索障害後、セロトニン線維は、広範囲に変性するが、やがて断端発芽および側枝発芽の様式をもって再生し始め、約3ヵ月後、脳内の各部位において正常例とは異なった分布様式をもって再構築された。
3.成熟ラットの脳室内に胎生ラットの背側縫線核を含む組織片を移植した実験において、移植した胎生脳組織内のセロトニンニューロンは、宿主ラットの脳室近傍に生着し、移植片のみならず宿主の脳内へも突起を伸長させていた。この方法は、今後、セロトニンニューロンの線維網の形成に至る標的探索機構の解明に重要な解析手法となると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] S.Ueda: Cell Tissue Res.243. 249-253 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hayashi: Histochemistry. 84. 423-425 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ueda: Neurosci.Lett.68. 7-10 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Matsuura: Cell Tissue Res.245. 453-456 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] H.Sako: Histochemistry. 86. 1-4 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2025-11-19  

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