研究分担者 |
浜田 繁雄 日本大学, 理工学部, 教授 (10059058)
中須賀 正彦 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助手 (10135618)
花谷 清 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助手 (00115916)
伊藤 公孝 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助教授 (50176327)
若谷 誠宏 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 教授 (00109357)
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研究概要 |
1.三次元MHD平衡と安定性, さらに新古典輸送の評価ができるBETAコードを, ヘリオトロンE, ヘリオトロンDR, ヘリオトロンHへ適用し改良し使い易くすることができた. BETAコードを, 三次元的な磁気軸を持つヘリカル軸トーラスであるアスペレータNP-4やl=±1ステラレータへも適用し, ヘリカル軸トーラスの理論解析の基礎となる有限ベータプラズマのMHD平衡に対する知見を得た. 2.粒子軌道計算では, 怪電場影響が調べられるように計算コードを改良した. これを用いて, WVII-AステラレータとヘリオトロンEにおける怪電場の役割の相違を明確にした. 3.ヘリオトロンEの新古典輸送に関して, 怪電場が正から負(あるいは負から正)へ変化する遷移層の研究を行い, ヘリオトロンEのECRHプラズマでは周辺領域で正から負に怪電場が変化する可能性が示された. 4.ヘリオトロンEの密度限界に関連して, Detached Plasma Modelが検討され, 実験データとよく対応することが示された. 5.l=2のヘリカル系のヤパラトリックスを工夫して, 磁場の零点を1ケ所にして, ダイバータの近接性をよくする検討を行った. 6.ヘリオトロンEのICRF加熱の詳細な理論計算が進展し, ICRF実験で観測された高エネルギーテイルの結果と比較検討を行った. ヘリカル磁場におけるICRF加熱の数値計算コードを大型ヘリカル装置の設計研究へ応用し, 加熱設計の指針を与えた. 7.ヘリオトロンF2装置で臨界条件Q=1を達成するための装置サイズや加熱方法の検討が進んだ.
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