研究課題/領域番号 |
61304041
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
渡辺 孟 愛媛大学, 医学部, 教授 (30039482)
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研究分担者 |
堀 清記 兵庫医科大学, 教授 (80068452)
新山 喜昭 徳島大学, 医学部, 教授 (90035387)
鈴木 継美 東京大学, 医学部, 教授 (80009894)
菅原 和夫 弘前大学, 医学部, 教授 (80136788)
臼谷 三郎 弘前大学, 医学部, 教授 (90003350)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1986年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 基礎代謝 / 基礎代謝率 / 除脂肪体重 / エネルギー所要量 / 安静時代謝 / 日常身体活動 / 基礎代謝基準値 / 基礎代謝の関連要因 / 基礎代謝量 / フード法 / 栄養摂取状況 / 身体活動 |
研究概要 |
新山は妊婦8名、乳幼児50名(男29名、女21名)を対象として測定した結果、約20年前の値とほぼ同じであった。堀は3地区(神戸市、京都市、上越市)で思春期の男女を対象として測定。基礎代謝量は体格の差による個人差が大きいので、栄養所要量の算出などに年齢の平均値を用いるときには注意を要する。成長が著しい思春期には基礎代謝量は除脂肪体重とより相関する。又、以前に比して体表面積は大きくなっていると考えられる。渡辺は40〜60歳代の男女239名(男123名、女116名)を対象として測定。中高年者の基礎代謝値は基準値に比し高い傾向を示した。また、肥満者の多い現在では生活活動強度別より肥満の程度別の体重当たり基礎代謝値が有用である。小林は中高年者を対象として、基礎代謝と日常身体活動情況やVO_2maxとの間に密接な関連のあることがわかった。高齢者についても身体活動量の大きいゲートボール愛好者、普通の在宅者、ホーム居住者の順に男女とも基礎代謝が大きく、上記三者のうち普通の在宅者は基準値とほぼ一致する水準にあった。臼谷、菅原は70〜80歳代の高齢者134名(施設居住者73名、在宅居住者61名)を対象に測定。現行の基準値に比べて、80歳代で低かった。施設居住者の基礎代謝は在宅者に比してやや低い傾向にあった。高齢者の基礎代謝に影響する諸因子との関連では体位が優れ、体脂肪率が高く、生活活動指数が大きい高齢者の基礎代謝が低かった。鈴木は肥満者を対象にして、安静時代謝と体構成との関連について、除脂肪体重当たりの安静時代謝は男女共に肥満者と非肥満者とに差は認められず、肥満により安静時代謝は低下していなかった。カリウム40から推定したLBMと皮脂厚から推定したFFMとの相関は高く、これらの値から算出される脂肪割合についての相関係数は0.4〜0.5であった。
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