研究課題/領域番号 |
61306008
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
原 康夫 筑大, 物理学系, 教授 (10015505)
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研究分担者 |
柳田 勉 東北大学, 理学部, 助教授 (10125677)
米沢 穣 広島大学, 理学部, 助教授 (70033800)
神吉 健 大阪大学, 教養部, 助教授 (40029640)
小川 修三 名古屋大学, 理学部, 教授 (20033772)
植松 恒夫 東京大学, 理学部, 助手 (80093194)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1986年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | ゲージ模型(ゲージ理論) / 統一理論(統一模型) / CP不変性 / 超対称性 / 強い相互作用 / 電弱相互作用 / 素粒子の複合模型 |
研究概要 |
本研究は、素粒子の強・弱・電磁・重力相互作用の統一をめざす素粒子の統一ゲージ模型の確立を目的とする理論的共同研究の第一段階としての、調査研究である。したがって、主として統一ゲージ模型のどの面をどのように共同研究すればよいかについての企画調査に主眼をおいて、研究および研究連絡を行ってきた。 この目的の達成のために9月25日〜27日に東京大学理学部において分担者の全体会議をまず開き、分担課題の内容の検討と相互協力の調整をはかった。その結果、交付申請書に記載された役割分担の研究を、関連した研究を行っている分担者・協力者と随時連絡をとりつつ、深く積極的に行うこととなった。これらの研究と研究連絡による検討の成果は、2月5日〜7日に京都大学基礎物理学研究所で行われた分担者の全体会議で報告され、検討された。さらに、研究代表者が引続いて連絡調整を行った。 この研究によって、研究代表者・研究分担者・協力者によって得られた研究成果の一部は、本報告書の裏面に記した12篇の論文として既に発表されており、今後さらに発表される予定である。研究代表者(原)は標準ゲージ模型におけるCP不変性の破れを研究し、標準ゲージ理論にどのような制限が課されるかの定量的研究を行った。この成果は、4月に筑波で開催される国際会議ハドロンの分光学において総合講演として報告される。 最近、米国で超大型加速器SSCの建設が決定した。この加速器による実験は統一ゲージ模型の研究と密接に関連しており、植松・柳田・稲見による超対称性の研究,安江・赤間による複合模型の研究,神吉による現象論的研究は特に重要であることが認識された。 したがって、本総合研究(B)の成果に基いて、62年度からの総合研究(A)の補助金交付の申請を行うこととなった。
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