研究課題/領域番号 |
61306015
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
霜田 光一 東大, 理学部, その他 (30011399)
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研究分担者 |
松木 征史 京都大学, 化学研究所, 助教授 (50037941)
稲村 卓 理化学研究所, 副主任研究員 (30087390)
高見 道生 理化学研究所, 主任研究員
島津 備愛 東邦大学, 理学部, 教授 (80015073)
清水 忠雄 東京大学, 理学部, 教授 (90011668)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | レーザー / 原子・分子・原子核 / 分光学 / 精密測定 / 極微量分析 / 基礎定数 / 基礎物理 / 原子分子過程 |
研究概要 |
「レーザー分光と基礎物理」に関する研究討論会を2回開催した。第1回の会合は昭和61年7月23日電気通信大学新形レーザー研究センターで開催され、約35名が参加した。参加者の専門分野がレーザー分光、原子核・素粒子物理、原子物理、核化学と多岐にわたり、面識のない参加者も多かったので第1回の会合では参加者の交流に重点を置いた。まず研究代表者による総合研究発足の経過説明があり、続いて参加者全員の自己紹介の後、基礎科学のためのレーザー分光法、レーザー核分光、極微量元素の化学、原子過程のレーザー分光、基礎物理におけるレーザー測定のテーマで話題が提供され、討論を行なった。最後に今後の研究のあり方について意見の交換をおこない、今後この方面の研究を大いに発展させるべきであるとの点で合意に達した。 第2回の会合は同年12月6,7日に大阪大学核物理研究センターで約30名が参加して開催され、レーザー分光の最先端に関する話題を中心に講演と討論とが行なわれた。研究代表者による研究の現状と将来、レーザー冷却と偏極、高感度・高分解能分光等の講演がおこなわれ、それに対してレーザー分光を利用する側から、レーザー偏極と原子核物理、太陽ニュートリノ検出、イオンビームレーザー分光等に関する報告があった。最後に重点領域研究の申請の方針について討議がおこなわれ、その際、本総合研究によって生まれたコミュニケーションの場を総合研究終了後も懇談会「基礎科学におけるレーザー分光」として在続することで合意した。この研究会の報告書は関係者に配布される予定である。 第2回の会合の後、重点領域研究申請のための準備世話人会が3回開かれ、2回の研究会とアンケート調査の結果をふまえて重点領域研究「レーザーによる原子制御と基礎物理」の申請書を作成した。
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