研究課題/領域番号 |
61306020
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岡田 正和 広島大, 生物生産学部, 教授 (70034478)
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研究分担者 |
杉 道夫 電子技術総合研究所, 基礎部, 研究室長
森泉 豊栄 東京工業大学, 理工学国際交流センター, 教授 (80016534)
井口 洋夫 分子科学研究所, 教授 (00100826)
高木 俊宣 東京大学, 工学部, 教授 (10025801)
菅野 卓雄 東京大学, 工学部, 教授 (50010707)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1986年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 分子デバイス / 有機分子集合体 / LB膜 / 蒸着膜 / 分子設計 |
研究概要 |
本総合研究の目的を列記すると以下のようになる。(1)本総合研究では、分子デバイスの機能と評価に限定した基盤研究を推進するための共同研究体制の確立を図り、それを発展させる。 (2)本総合研究は異なった学問領域の研究者によって組織する。 (3)本総合研究では、米国海軍研究所のF.C.Carterの提案した分子デバイスのカテゴリーに関する議論をふまえて実現化のための基礎的研究の取り組み方針を明らかにしてゆく。 (4)本総合研究では、昭和62年度「重点領域研究の研究領域」を申請するための準備研究・調査を行うものである。 これらの目的にそって本総合研究を推進してきた研究成果をまとめてみよう。(1)、(2)の内容については目的を達し、(3)については、分子デバイスのアィデアの段階から実現化を目指す方向が明らかになりつつある。たとえば分子デバイス構築の基礎となる低次元化技術において、LB膜およびドライプロセス薄膜のそれぞれの特徴と問題点が明らかにされた。なかでもOMBE(Organic Molecular Beam Epitaxy)法が新に関心をよび、今後の推進が期待される。さらに研究課題となったのは入出力系、配線、分子集合体の機能発現と分子の個数の関係、分子内のキャリア移動の問題などである。これらの課題をたてて研究を推進するために、重点領域研究の実施が要請されている。この実施が昭和62年度では実現化できなかったが、再度領域研究課題を検討して、昭和63年度には重点領域研究の発足にこぎつけたい。
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